つくってつくってつくりまくった7カ月
PARTY NYの業務は多岐にわたります。7カ月の間で、さまざまなプロジェクトをローンチし、さまざまなアイデアを提案しました。
PARTY NYを始めて最初に公開したお仕事は、以前書いたCut/Copyの「We are explorers」でした。この映像は、「3Dプリンタで印刷した発光フィギュアを使ってストップモーションMVをつくる」というものでしたが、実はBitTorrentというファイル共有システムのブランドイメージを向上させるキャンペーンだったりもします。
「We are explorers」関連記事はこちら
「P2Pのファイル共有」というと、違法ダウンロードの温床みたいなイメージがあるのですが、ミュージシャン等のクリエイターがつくったものを効果的にシェアする仕組みでもあるんだよ、ということをプロモーションするのが目的で、MV中で使用した3DデータをBitTorrentでダウンロードできるようにしました。
これがうまく行って、100メガ以上のデータなのに250万ダウンロードという大成功を収めました。
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初めてアメリカの大手クライアントと直で仕事をしたトライデントガムの「Keep Life in Focus」キャンペーンでは、「ガムを噛むと集中力が上がる」というテーマを伝えるために、ポケットに携帯電話を入れるとすべての電波を遮断して携帯がつながらなくなる=集中できる状態をつくる、という「集中用ファッションブランド」をつくって発表しました。アンリアレイジの森永邦彦さんが服のデザインをしています。
性質上、私は実際につくるというよりは、日本とニューヨークの交通整理をしていましたが、森永さんの手で、素晴らしい服のプロトタイプを仕上げることができました。
SBTRKTの「transitions」や、Web25周年の記念コンテンツを依頼されてつくった、世の中に公開されているバナーを集めるだけ集めてウェブアートにした「Banners」など、私自身が実際にプログラムを書いたものもいくつか公開することができました(「Banners」はディレクションと演出部分のプログラムです)。
その他、トムが思いついたちょっとしたアイデアを実際に形にして公開する、なんていうこともやっています(「Best Internet Friends」「Super Important Tweet」)。
広告やサービスのアイデア提案でも「これ!」というものは形にして持っていきますし、「OMOTE 3D」のように、まず投資してサービスを展開するスタートアップ的なアプローチでの開発も進めています。
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言葉で説明できるものばかりが通る、でいいのだろうか?
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