コラム

全広連名古屋大会 特集

記録と記憶に残る大会に——井戸義郎・名古屋大会事務局長(中日新聞社取締役)

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【前回のコラム】「≪記念講演≫独自の生産方式で躍進へ——トヨタ自動車・張富士夫名誉会長」はこちら

広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。

井戸義郎・名古屋大会事務局長(中日新聞社取締役)

名古屋大会の企画は2年半ほど前から始めましたが、広告業界だけでなく一般の方や学生にも開かれた大会にしていくこと、名古屋・愛知らしさを出していくことの2つを心掛けました。前者については、一般の参加を募って開催した記念講演や「アド・ミュージアム名古屋」で、後者については、企業博物館や歴史遺産を訪問する「愛知のチカラ体感セミナー」などで実現することができたと考えています。

組織委員会の運営については、従来は7~8つに分けることが多かった実行部隊を「総務部会」「式典・研究部会」「懇親・ゴルフ・見学部会」「宿泊・送迎部会」の4つに集約しました。

チームの結束は非常に固かったと思います。各部会とも、部会長のリーダーシップのもとによくまとまっていました。ちょうど愛知広告協会が60周年という節目を迎えたこともあり、「これを機にもっと活発に活動しよう」という気運が盛り上がり、会員社のトップにもバックアップしていただきました。名古屋大会を成功させるため、昨年の青森大会には100人、一昨年の福岡大会には60人もの協会メンバーが参加したことも意欲の表れだと思います。大会期間中も320人の会員社社員に運営を手伝っていただきました。

「ものづくり」は「人づくり」でもあります。愛知・名古屋の製造業は、本社を東京などに移さず生産拠点の近くに置く傾向にありますが、「ものづくり」を追求するこうした企業姿勢が優れた人材を生み出したと言えるでしょう。今回、「トヨタ博物館」や「リニア・鉄道館」では、お願いして館長に対応してもらいました。施設を見学するだけでなく、ぜひ人にも触れていただきたいと考えたからです。このほか「懇親会」や「見学会」「懇親ゴルフ会」に至るまで、“ナゴヤらしさ”を演出するための工夫を凝らしました。

一般参加の300人を含めた名古屋大会の参加者数は1600人と過去最高であり、「記録」がつくれたことはひとつの成果です。その一方で、「おもしろかった」「来て良かった」といった直接のご評価も多くいただきました。記録にも、ご来場者の「記憶」にも残る大会にすることができたのではないかと思います。

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