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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

…飛び出すキッカケとなった「2つの言葉」。1年でミュージアム巡り40館。

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【前回のコラム】「平日は研究三昧、休日は紙芝居屋の理系大学院生が、広告会社へ。」はこちら

髙田 真理 電通関西支社 マーケティングデザイン局

…飛び出すイメージ再現@小笠原諸島父島

学生時代は研究三昧&紙芝居屋の生活を送っており、広告のことは何も知らずに入社した私。初任配属はプランナー職でした。

現場で先輩の背中を見ながら、調査の基礎を覚えたり、広告マーケティングについて勉強したり、企画書の書き方を習ったりと、プランナーとしての道を歩み始めました。

配属されて間もない頃、先輩から言われた「2つの言葉」が、さまざまなことにチャレンジをする契機となりました。

「プランナーこそコピーを学べ」

同じ部署の先輩と話をしていたときのことです。

「プランナーでも調査やプランニングだけではなくて、基礎的なコピーやデザインも学んでおくべき。プランニングの際に最終成果物をイメージできていなくちゃいけないし、アイデア出しや企画書を書くときにも役立つから。」

企画コンセプトを考える初期段階は営業、プランナー、アートディレクター、コピーライターなど職種に関係なく、アイデアを出し合います。
プランナーとして企画書を書き、プレゼンする上でも「言葉の強さ」によって内容がぐっと引き立ちます。聞く人にとって納得できるワード開発はぜひとも身につけたいことでした。

また、広告会社に勤めていても、日々の忙しさに追われて、目の前のことで精一杯。なかなかじっくりと企画の作り方や広告の基礎的な過去事例を体系的に学ぶ機会はありません。
最前線で活躍する方から今のうちに、基礎を吸収し、モチベーションを高めたいという思いもありました。

こうして、コピーライター養成講座に通うことにしたのでした。

いざ講座が始まって周りを見渡してみると、学生、メーカーや人材系会社の営業職、販促会社のプランナーなど、さまざまな業種、職種の人がいました。
「コピーライターになりたい」という人だけではなく、それぞれ、「企画力を身につけたい」「職種にしばられずに視野を広げたい」といった動機とのこと。

毎回出される課題に対して、それぞれの視点で切磋琢磨しながら、半年間を過ごしたのでした。

次ページ 「行って、見て、聞いて、味わって、学んで、あらゆる体験を通じて感性を磨け。」に続く