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「人の幸福を考える人がいる限り、広告の価値はベーシックな面で高くなる。」——特別パネルディスカッションレポート<前編>

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坂田 耕さん作品紹介

日本コカ・コーラ

坂田:僕も古い作品ばかりです。いま広告、例えばテレビなんて誰も見ていないと思われている。それもあるのか、最近のCMはインパクトが強いですね。僕は、「僕はテレビをちゃんと見ているし、みんなもやっぱり見ているんじゃないか」と、わりと性善説的な発想で広告を作っています。

箭内:次は、副田さんです。副田さんは今日、最年少ですね(笑)。

副田:最年少と聞いて、唖然としたんですけれども(笑)。

副田高行さん作品紹介

トヨタ自動車

ソフトバンク

岩波書店

副田:グラフィックは、やはり寂しいですね。僕には代表作がないので、3点と言われると困ってしまったんですが、「広告ロックンローラーズ」のインタビューのときに箭内さんが褒めてくれた「ピンクのクラウン」と、昨日も撮影していたソフトバンクの広告を持ってきました。あと最後は、憲法9条改悪問題をテーマにした書籍の、新聞広告ですね。昨今この国に“きな臭い”空気が漂っているので、いまこそ、この広告をここにいらっしゃる方にだけでもお見せしたいと思って。憲法9条改悪問題に関して、こういう表現をするのもアリなんだという例をお持ちしました。

細谷巌さん作品紹介

キヤノン

キユーピー

キユーピー

細谷:秋山(晶)さんとは、もう40年以上の付き合いで、若いときから一緒に広告を作っています。いまお見せした作品はすべて、クリエイティブディレクション、コピーとも秋山さんによるものです。秋山さんはデザインにすごく厳しくて、いつも恐々としながら、一生懸命作っていました。いや、それくらい厳しいんですよ。でもそのおかげで、仕事のレベルを保つことができた。

箭内:それでは最後、宮田さんの作品です。

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