米国におけるダイレクトマーケティングの最新テクノロジー——DMA国際エコー賞現地レポート【後篇】

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【前回のコラム】「世界最高峰のダイレクトマーケティングアワード「DMA国際エコー賞」に見る潮流」はこちら

ダイレクトマーケティングにおける世界最高峰の広告賞と言われるDMA国際エコー賞の贈賞式が10月28日に開催された。その様子を、ブロンズ賞を2つ受賞したEC・通販を専門としたコンサルティング会社のダイレクトマーケティングゼロ(DM0)の田村雅樹氏に2回に分けてレポートしてもらう。今回は、後篇として、同時開催の「DMAカンファレンス&エキシビジョン」から見たダイレクトマーケティングの最新テクノロジーを紹介する。

田村雅樹氏(ダイレクトマーケティングゼロ 代表取締役)

DMAカンファレンス&エキシビジョンはエキサイティング

エコー賞の「授賞式」については前編ですでに紹介したが、DMA主催で毎年エコー賞の授賞式に合わせて開催される「DMAカンファレンス&エキシビジョン」も見逃せない。「カンファレンス&エキシビジョン」という言葉自体はありがちな響きだが、このイベントの規模、雰囲気、レベルはどれをとっても高度で、刺激的かつ楽しい内容になっている。

たとえば講演を行うスピーカー陣が豪華。キーノートスピーカーには元プロバスケット選手のマジック・ジョンソン氏が登場。他にも、クリストファー・レイノルズ氏やブライアン・フェザーストンホウ氏など、世界の名だたるマーケターが目白押しである。

また、開催期間中は授賞式の会場でもある「コンベンションセンター」内に大小約250ものブースが軒を連ねる。ブースに出店しているのは、TERADATAやSelligentのような世界的に有名なデータベース&ソリューションカンパニーが多い。そして、ホール内を行き交う人々は世界中から集まったトップマーケターたち。いわば会場そのものが、今後のダイレクトマーケティング界の傾向や方向性を指し示す“羅針盤”なのである。

何しろエキシビションに入場するのに1日券(当日券)で約8万円、さらに全日程通し券だと20万以上円払うんだもん。そりゃ価値あるわ…。ただ、受賞企業は一部無料招待される。そんなわけで、我々は昨年のシカゴに続き、ちゃっかり2度目の参加となった。

次ページ 「今年の出展作品から紐解くキーワード」へ続く

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