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コラム

楽天大学学長が語る「EC温故知新」

なぜ銀座の新商業施設が「壁紙屋」に出店オファーをしたのか?

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お客さんが連れ立って来店する理由

仲山:貼り方教室の参加者コミュニティみたいなものはあるのですか?

濱本:お互いにコーディネートを相談し合ったり、その場でお客さん同士がSNSの友達申請してたりとかはあるようです。で、知り合った人同士で、別のワークショップに一緒に来たりする。

仲山 :それはとってもいいですね。

濱本:大阪だと、あるマンションの婦人会で一度に5〜6人が来店して、部屋見せ合ったり、みんなで1人の家の壁紙を貼りに行って回ったりして「じゃあ来週はあなたの家、その次はあなたの家」としているようです。

仲山:みんなで一緒に貼るんですか。おもしろい。ひとりで全部やると時間かかっても、みんなでやると早いし楽しいですね。

濱本:そうやって、何人かで何回も来店くださって。そういう光景は大阪でけっこうあります。

仲山:東京では?

濱本:お子さま連れのいわゆるママ友同士、4〜5人で連れ立ってくる方が多いです。で、その中のおひとりが興味を示すと、「私もやってみようかしら」という感じで広がっていきます。「えー、自分で貼るの?」という方もいるので、そういうときには「おためしセット」を渡して(笑)。

「貼り方教室」を開催する仲間が増えてきた

仲山:みんなに自分で壁紙を貼る体験をしてもらおうと「全人類職人化計画」というビジョンを掲げているわけですが、体験者はどのくらいの人数になったんでしょう?

濱本:そこまで正確にカウントはしていませんが、2万人くらいかなと。今は全国17会場で「壁紙の貼り方教室」をやってるんです。僕らの仲間も増えてきていて、北海道、岡山、三重とかで合同で大きく開催するので、一日に100人以上が同時に貼り方を学んでいることになります。

仲山:“仲間”というのはどういう意味でしょう?

濱本:各地の内装屋さんとか卸問屋さんとか「昔から壁紙はやってたけどこういうものは知らなかった」という人たちが、お店に来て「僕らもやりたい」って声をかけていただくことがきっかけです。

仲山:組み方としてはどういう形ですか? 「WALPA」ブランドで教室をやっている?

濱本:いいえ。壁紙は卸しますけど、各店舗が自分ところの名前でやってます。フランチャイズでやりたいってよく言われるんですけど、僕らはフランチャイズで展開できるほどやり方を固めているわけじゃない。「WALPA」もその都度違うんですよね。出店するたびに、見せ方、コンセプト、ロゴもちょっとずつ変わって……進化してるのか退化してるのかよくわからないけど(笑)。

仲山:ということは、「商品と貼り方教室のコンテンツをセットで卸す」という感じですね。いいですね、それ。

濱本:そうです。「やりたい」と手を挙げる人がいて、商品を卸す関係ですけど、基本的に、物販というよりもワークショップのノウハウがメイン。貼り方教室をやってもらって、貼る人を増やすのが目的です。

次ページ 「プロジェクションマッピング、オキュラス、AR……新しい技術を積極活用」へ続く

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