ローカルテレビ局はどう生き残るのか?地元に密着する岡山放送に新しいカタチを見た
テレビはこれからどうなるだろう?テレビ局は今後どう変わっていくのか?そんな議論をする時の「テレビ局」とは、日テレだフジテレビだと、在京キー局の話ばかりになりがちです。でも、少なくとも数でいうと、県単位で存在するローカル局のほうが圧倒的に多いですね。
テレビ放送が始まってから60数年の間に、各地域でそれぞれの状況や事情によって開局され、ネットワークも整えられてきた。その歴史はまた皆さん各自で調べてみてください。日本のそれぞれの経済圏の仕組みや成り立ちが、色濃く反映された結果です。
テレビ局が今後どうなるのかを考える上で、ローカル局がどう進めばいいかは、キー局の議論とはかなり違う方向性の話になります。そこで重要なのは、いかに地域に密着するか。そしてキー局に「おんぶにだっこ」だけではない自主性・独立性を新たにどう切り開くかが問われそうです。つまり「地元に密着したオリジナリティ」とでも言うべきことを、各ローカル局があらためて追求する必要があるのだと言えます。
そんなことをつらつら考えていたら、先日関西のテレビ局の知人が押しかけてきて言うのです。
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【前回のコラム】「今年秋、上陸決定!Netflixは黒船なのか?VODの進路が日本のテレビの将来を左右するかもしれない」こちら
ヴィレヴァン「逆理」の仕入れ術~無理でしょ、いや無理じゃない
横浜の観覧車とジェットコースター
お台場店からまた下北沢店へ戻り、アルバイトのリーダーとして働いていたとき、マネージャーから声をかけられた。「来月から横浜よろしく」。シンプルな辞令である。横浜みなとみらいの観覧車横にある店舗の店長を任されることになった。「横浜やばくて、3カ月で売上改善できなかったら閉店しようかと思っているんで頼むね」「はっ、はい」「まあ、そういうこと」。「そういうこと」って、どういうことだったか翻訳すると、前年比ぶっちぎりの最下位。スタッフもどんより。お店の状態も最悪に近かった。なかなかの逆風が吹き荒れる中、ミッション遂行には時間がなかったので、フルマラソンを全速力で駆け抜けるイメージでかなり強硬なスケジュールをたてた。負け慣れた既存のスタッフは「そんなの無理でしょ」と半笑いだったのだが、こっちはいたって本気だった。新しいスタッフも入れてオペレーションからレイアウト、品揃えまで総入れ替えというボリューム満点フルコースを順次決行した。
書店・雑貨店とは到底思えないようなガテン系の働き方をフルスイングで続け、食事なんかもマラソンの給水所にあるスポンジ程度で済ませていたため、たまに疲れてレジで立ち続けられないような時もあった。そんなときは、空気でふくらました身長2メートルくらいのフランケン人形をレジ係りとして置いておいた。こいつがなかなか愛嬌のある顔をしていて、お客様にも案外好評だった。レジでチーンとベルを鳴らしてもらったら、フランケンをどかして休憩中のスタッフが現れる。そのときのフランケン君には、本当に感謝だ。ありがとう、フランケン君、いい仕事です。
そんなフランケン君とともに、激しい日々を過ごして、みんな、体力的にはへとへとだったのだが、反面、気持ちは晴れ晴れしく充実していた。みるみるうちに売上は上昇し……
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【前回コラム】「ヴィレヴァンの「屋台の焼きそば理論」 猥雑で活気に満ちた空間づくり」はこちら
2014年「日本の広告費」、2.9%増の6兆1522億円 ネット初の1兆円突破
総広告費、6年ぶり6兆円超え
電通は24日、2014年の広告界の市場規模を推定した「日本の広告費」を発表した。それによると、国内広告市場の規模は前年比2.9%増の6兆1522億円で、6年ぶりに6兆円を超えた。2014年はソチ冬季オリンピックやサッカーのワールドカップブラジル大会が広告需要を押し上げた一方、4月の消費増税の影響を受けた。
媒体別に見ると、新聞は1.8%減の6057億円で、マス4媒体で唯一前年割れした。4月以降は消費増税の影響を受け、年末の衆院選などのプラス要因があったものの通年ではマイナスとなった。業種別では「精密機器・事務用品」(腕時計)、「エネルギー・素材・機会」(BtoB広告)、「薬品・医療機器」、通販タイプの「食品」(健康食品)と「飲料・嗜好品」(健康飲料)で出稿が伸びた。雑誌は前年横ばいの2500億円。シェアの高い「ファッション・アクセサリー」「化粧品・トイレタリー」で堅調に推移した。
「テレビ」は今回から区分を変更し、地上波テレビに「衛星メディア関連広告費」を加え「テレビメディア広告費」とした。2014年は……
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