コラム

ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜

テレビがウェブになり、ウェブがテレビになる。そこに新しい広告の可能性が見えてくる。

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【前回記事】「テレビとネットの融合の鍵はテキストにあった。全テレビ番組を人力でデータ化する会社がある!」はこちら

1兆円市場になったネット広告と、テレビができること

少々、今さらの話になりますが、先日「日本の広告費2014」が発表されました。毎年2月に電通から発表されるこのデータは、日本の広告業界の状況を把握する上で、ベースとなるものです。今回は何といっても、インターネット広告費が1兆円の大台に乗ったのが印象的でした。AdverTimesにも記事がありますね。

2014年「日本の広告費」、2.9%増の6兆1522億円 ネット初の1兆円突破

テレビ広告費は区分がこれまでと変わってややこしいのですが、地上波テレビに絞ると前年比微増の1兆8347億円。区分が変わったのは、地上波テレビにBS、CS、CATVも加えて「テレビメディア広告費」という括りをつくったこと。それだと1兆9564億円。とくにBS広告費は急増してきて、見逃せなくなってきたということでしょう。

前に、「テレビとネットの広告費は2対1」と書きました。

本連載第2回目の記事

2013年の数字だと地上波とネットがおよそ2対1と言えたのですが、2014年ではネットが2対1を超えてきた。それが、「テレビメディア広告費」にすればまだおよそ2対1と言えるでしょう。実際、とくに民放系BSテレビは、広告メディアとして脇に置いておけない存在感が出てきています。

そして前にも書いたように、つい数年前までは、広告とはテレビと新聞をセットで考えていたのが、テレビにとって2対1の相手が変わり、テレビとネットをセットでとらえるべき時代に入ったのだと言えます。2014年のデータは、いよいよそういう状況だよ、と読み取れます。

広告を展開する上で、テレビとネットをセットでとらえる。それは具体的にはどういう形なのでしょうか。今の時点で、これが定型だ、と言えるものはまだありませんから、みんなでこれからつくっていく必要があります。

でもテレビと新聞の連動性が、「同じ日にスポット展開をスタートさせ、新聞15段で宣言広告を打つ」という程度だったのに比べると、テレビとネットだともっと同期させたやり方ができる可能性があります。

次ページ 「前回紹介した、「TBSぶぶたす」は」へ続く

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