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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

松下先生とシャープペンシル。(「自称」脱却大作戦2)

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【前回のコラム】「自称」脱却大作戦はこちら

こんにちは。藤倉郁浩です。このコラムも、残すところあと2回となりました。今週は、ようやくコピーライター養成講座上級コースに通い始めてからのエピソードを書きます。担当の御堂島さん、お待たせしてすみませんでした(笑)。

エ、エンピツをください・・・。

コピーライター養成講座では、ほぼ毎週課題が出されます。受講生は1週間で課題を仕上げて提出。後日、講師の先生による添削を経て返却されるのですが、その際に先生から優秀作が発表されます。そして、上位10傑に選ばれたコピーには、光り輝く「金の鉛筆」が授与されるのです。鉛筆にはちゃんと1~10位までの刻印も入っていて、受講生の競争心を否応なしに煽ってきます。

鉛筆がもらえた勝ち組は、講義後の飲み会(@中西)でも終始上機嫌。一方の負け組はというと、悔しさに打ちひしがれながらビールやらマカロニサラダ風うどんやらナポリタン味のやきそばやら、ナゾの中西名物を次々と胃に流し込み、挙句の果てには泥酔して先生に絡む、といった悪行に走ることすらあります。

自信満々で講座に通い始めた僕でしたが・・・
5回、6回と講義を重ねても全く鉛筆がもらえない。なのに、まだ10代の女子大生やWeb関連のアートディレクター、髭の濃い介護士など、コピーを生業にしていない連中が次々と鉛筆をかっさらっていく。

これはマズいと、鉛筆を獲得した優秀作の言い回しをマネてみたりするも全然ダメ(そりゃそうだ)。講座序盤にして、「やっぱり僕は“自称”コピーライターなんだ・・・」と、すっかり自信を喪失していました。

次ページ 「コピーにルールなんてない。」に続く