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コラム

箭内さん!聞かせてください。今日このごろと、広告のこれから。

箭内さん!最近、“ソーシャルグッド”な仕事が増えていませんか?

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——箭内さんが昨年末の紅白歌合戦に、その「応援歌」をつくって、それがCM楽曲やオープニング曲に使われたこと。震災直後に、福島県でフェス「LIVE福島」を開催して大きなニュースになったこと。そのとき世の中が直面していたミッションを成し遂げるための「手段」が、楽曲やフェスだったということなのですね。

2012年に、電通の並河進さんと対談をしたとき(「箭内道彦さんに聞く(前編)「バラバラになった日本を、広告の技と愛でつなげたら」」「箭内道彦さんに聞く(後編)「バラバラになった日本を、広告の技と愛でつなげたら」」 )に、「世界中の人が幸せになるまで、僕らの仕事は終わらない」と話しました。その商品がこの世に生まれた使命と正面から向き合えば、すべての広告・コミュニケーションは、「公共性」とどうしても切り離せなくなる。高い難度の課題を多く抱えるこの時代と社会の中でつくるのであればなおさら、これからますます、そうなっていくと感じています。
 

『広告の明日』が見えるキーワード

「公共性」

すべての広告・コミュニケーションは、「公共性」と切り離せない。


箭内道彦(やない・みちひこ)
1964年 福島県郡山市生まれ。博報堂を経て、2003年「風とロック」設立。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」リクルート「ゼクシィ」をはじめ、既成の概念にとらわれない数々の広告キャンペーンを手がける。また、若者に絶大な人気を誇るフリーペーパー「月刊 風とロック」の発行、故郷・福島でのイベントプロデュース、テレビやラジオのパーソナリティ、そして2011年大晦日のNHK紅白歌合戦に出場したロックバンド「猪苗代湖ズ」のギタリストなど、多岐に渡る活動によって、広告の可能性を常に拡げ続けている。東京藝術大学非常勤講師、青山学院大学非常勤講師、秋田公立美術大学客員教授、福島県クリエイティブディレクター、郡山市音楽文化アドバイザーなども務める。