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【今週の注目記事まとめ】朝火英樹×宗像淳×中村竜次郎の対談!/テレビのおばさん化がもたらしたテレビ局の深刻な状況を心の底から訴えたい件など。

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朝火英樹×宗像淳×中村竜次郎「コンテンツマーケティングとPRの親和性を考えよう!」

コンテンツマーケティングとPRの関係とは?

「オウンドメディア全盛!コンテンツマーケティングとPRの親和性とは?」と題した本イベントではニューズ・ツー・ユーの朝火英樹氏(マーケティングコミュニケーション部マネージャー)、イノーバ 代表取締役社長CEO・宗像淳氏、そしてガイアックスの中村竜次郎氏(ビジネスマーケティング事業部 セールス&マーケティングチームマネジャー)が登壇した。

まず冒頭で話題となったのが、コンテンツマーケティングについて。デジタルPRを語る上で、「非常に高い親和性がある」というのが、登壇者たちの総意だった。

大手企業でデジタルマーケティング部門を歴任してきた朝火氏によれば、「企業の広報担当者の中には、デジタルPRに対して“広報発表”と類するイメージを抱いている人もまだ多く、ここぞというニュースがある時でないと情報を出してはいけない、メディアに陳腐なネタは渡せないと思っている人が少なくない」とのこと。

コンテンツと組み合わせて発信できるのがデジタルPRの強み。デジタル上に情報を出す頻度としても「迷ったら出す」というスタンスで問題ないと朝火氏は話している。「調査レポートやキャンペーンの告知、さらにはブログの更新情報など、何か動きがあれば積極的に情報を出して、反応を見るべきだと思います」。

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「地方企業もクリエイティブ力で世界を目指せる」——福島広告協会50周年で地域と広告テーマにトークセッション開く

Webがフラットな世界をもたらした

鷹觜愛郎氏(博報堂クリエイティブディレクター)や土橋通仁氏(電通中部支社クリエーティブディレクター/アートディレクター)ら、地方から優れた広告を生み出してきたクリエイターによるトークセッションが、10月14日、福島県郡山市で開かれた。テーマは「地域から世界を動かす~広告の力で、できること~」。福島広告協会の創立50周年を記念したもので、同協会と全日本広告連盟が主催した。カンヌライオンズで東アジア初の審査委員長を務めた元電通の鏡明氏(ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)が基調講演を務めた。

鏡 明 氏(ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)

「Webがフラットな世界をもたらし、地方の企業でも東京の大企業と同じ土俵に立てるようになった。自分たちの市場や顧客のことが第一なのは変わらないが、これまでと違うのは、その先に世界があるということ。そう考えれば夢は大きくふくらむ」ーー鏡明氏は基調講演で強調した。世界と日本とでは言葉や文化の壁があり、笑いや感動のツボは国によって異なる。「そうした壁は必ず越えられる。クリエイティブの力と絶対にやり遂げるという情熱があれば不可能なことはない」と続けた。

続いて博報堂の鷹觜愛郎氏が登壇。地元の岩手県盛岡市で東日本大震災に遭ったことで「地域の広告の新しい価値とは何かについて考えるようになった」と話し、震災後に取り組んだ3つの事例を紹介した。

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テレビのおばさん化がもたらしたテレビ局の深刻な状況を心の底から訴えたい件

【コラムニスト】境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

視聴率と局の収入の増減が相反している…

この連載を6月からあらためて再スタートした時、「テレビが危うい、おばさん化がはじまっている」という記事を書きました。世帯視聴率ベースでテレビ界が動いてきた中、高齢化が進んで50歳以上の人口が増え、男性が長時間労働で会社に縛り付けられるとF3(女性50歳以上)の比重が異様に高まってしまっている。だから番組がF3好みに寄ってしまいおばさん化している。おばさん化したテレビから、ますます若者が離れていってしまう。そんな内容でした。

そしてどうも今年、とくに4月以降の視聴率や放送収入が大きくダウンしている気配があると書いていたのですが、11月初旬にテレビ局各社の決算が出揃ったので、実際のところどうなのかを調べてみました。そうしたら、かなり大変な方向へ向かっていると筆者には思えました。今回はそこんとこ、じっくり書いてみたいと思います。

さてまずは視聴率です。テレビ局の決算説明会資料には視聴率がきちんと掲載されています。2015年度半期決算時点、つまり今年の4月〜9月の平均視聴率がわかります。これを2010年度以降の半期決算の資料、つまり各年度同時期の視聴率をグラフ化したものがこれです。HUT(総世帯視聴率)をゴールデンタイムとプライムタイムで並べてみています。単位は%です。ここは広告業界のメディアなので、HUTがなに?とかゴールデンやプライムがわからないとか言う人は自分で調べてくださいね。

これを見るとドキッとするのではないでしょうか。

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【前回記事】「テレビの次のテレビを、テレビが考えるべき時が来ている。」はこちら