ラジオと連動して行っているアドタイでの連載ですが、第一回コラム「いまなぜ女子高生がラジオにハマる?大人のなかの“オワコン”にこそ勝機あり」を読んだニッポン放送アナウンサーのよっぴーこと吉田尚記さんが、「ラジオのことだけ考えていた人間として超話してみたい!」とツイート。
椎木さんの「ぜひラジオパーソナリティーの大先輩の吉田さんとお話をしてみたい!」という希望が叶い、このたび対談が実現しました!
10~20代・SNS世代の私からの視点と、根っからのラジオ好きである40代の吉田尚記さん。今回は、2人が考えるラジオの面白さや問題点と今後のラジオについて熱く語ります。
デジタルネイティブ世代にとって、ラジオは新しいメディア
吉田尚記さん(以下吉田):
早速なんだけど、椎木さんの連載コラムで、
女子中学生や女子高生たちにとってラジオは“新しい”メディアです。彼らの両親の世代もラジオを聞かなくなっているので、今の10代はそもそも生まれてからラジオに接する機会がありません。そういう世代にとってラジオは、インターネットともテレビともまったく違う「初めて触れる新しいメディア」と言ってもいいのかもしれません。
ってあったでしょ。僕ね “ラジオって昔からある懐かしいもの”ってみんなが抱いている概念は、まず間違いだと思ってるし、そろそろ新しい手法が発明されるべきなんじゃないかって危機感をつのらせているんです。
椎木さんはその手法を分かっている気がしたんで、今回ぜひ話してみたいと思ったんですよ。で、番組を聴かせていただきました。
椎木里佳さん(以下椎木):
あ、ありがとうございます。恥ずかしい…。
吉田:
一番衝撃的だったのは、多分原稿に番組宛てのメールアドレスが書いてあったと思うんだけど、それを読む時、「あ、もうメール使わないかも。TwitterのDMで」って言ってたこと!
椎木:
そうですね。今どきはメールを送ったことがない子もホントに多いし、LINEやTwitterでのやりとりが主だからそもそもメールアドレスを持っていない子たちもいたりして。
あと数年もすれば「メールってなんですか?どうやって送るんですか?」って言われる時代も来るかも、と思ってるんです。でもTwitterのDMはみんな使えるから、ラジオのお便りにはその方が気楽だろうと思いました。
実際募集してみると、思った通り気軽な内容はTwitterのリプライできますね。意外だったのは、悩み相談など重めの投稿はメールで来るんですよ。そのことについては、

