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コラム

椎木里佳の「JCJKの生態と欲望」研究所

女子中高生はラジオに「本音」を送り、Twitterに「気分」を投稿する

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ラジオは本音、Twitterは気分。

このことから、ラジオとSNSの新しい関係性が見えてくると思います。
私は第1回目のアドタイコラムで、「ラジオは趣味アカに似ている」と述べました。

趣味アカは、リアルな友達にはさらけ出せない自分の趣味やパーソナルなことについてつぶやくためのTwitterアカウント。

いまや10代女子の趣味アカ所持率は4人に3人と言われています。(スマートアンサー調べ

この2つは確かに似ているのですが、実際にラジオをはじめた今となっては少し違う感想を持ちました。

ラジオは趣味アカよりも10代の本音や自身のアイデンティティにまつわる情報が、匿名性のある連絡手段を通して集まってくるコミュニティだと思います。

反対にTwitterはそれよりも表面的だけど、10代の「気分」がたくさん集まるコミュニティ。
いま広まっているSNSで、ラジオのように10代の本音が集まるコミュニティはまだありません。

10代の気分や、それに伴うトレンドを知りたい企業はアンケート調査やマーケティングツールとしてTwitterを活用すればいいし、実際に活用している企業は増えてますよね。
ただ、10代の本音や悩み、本質的な欲求などを知りたい場合はTwitterではなく、ラジオを活用するのがいいかもしれません。
実際、まだそこに気づいている企業や番組は少ないです。

「#椎木里佳パイセンの放課後ラジオ」ではそうした取り組みもどんどん増やしていこうと思っているので、今後も乞うご期待です!