SNSマーケティングの盛り上がりとともに、引き合いが多いのがインフルエンサーマーケティングです。なかでも10代の若者を中心に人気を博しているのが、YouTuberという存在。小学生に対して行った将来の夢ランキングにもYouTuberがランクインし、話題になったほど。
今回は、180万チャンネル登録数を誇るヒカルなど、有名YouTuberの数多くをマネジメントし、若年層マーケティングを実施しているVAZ の代表取締役社長の森泰輝くんとインフルエンサーマーケティングについて対談してきました。(同じ平成2年生まれということもあり、とっても話しやすかった、、!)
テレビで育った世代には若者が感じる「面白さ」は分からない
石井リナ:中高生に人気のあるSNSってTwitterやYouTubeですよね。
森:そうなんです。メインのSNSがTwitterで、テレビの代替がYouTubeです。TwitterはあくまでSNSだから、短尺の動画が好まれるし、YouTubeはあくまで暇つぶしで見ているから長尺の動画が好まれますね。
石井リナ:私、YouTuberの面白さが全然わからなくて…。でも10代の子たちって本当にずっと見てるじゃないですか。
森:今でこそテレビを見ないかもしれないけど、僕たちもテレビを見て育った世代じゃないですか。だから僕たちからすると、つまらないんですよ。僕たちとは面白いと感じる基準が違うなと思いますね。
石井リナ:私たちみたいなオトナたちが、YouTubeをつまらないって言うのも違うってことですよね。
森:そうですね。オトナたちは全然知らないけれど、若者から支持されているYouTuberってたくさんいて。そうしたオトナと若者の温度感のギャップを示せた事例があって、この動画は当社で制作したんですけど、3日間で700万再生※いったんです。
※ YouTube上での公式チャンネルとインフルエンサーが拡散した動画の再生回数に、公式Twitterのつぶやきで再生された回数とつぶやきの転載Tweetの再生数を予測で足した再生回数。転載ツイートの再生回数算出方法は、転載ツイートの合計リツイート数×公式ツイートの再生回数÷公式ツイートのリツイート数=転載ツイートの再生回数として、公式ツイートの再生回数に加算したもの。
石井リナ:700万……!!!
森:2016年に若者の間で流行った現象をピックアップして、YouTuberの子たちに出演してもらいました。この動画の中に出てくる流行を10個以上知っていた人はまずいないですし、ここに出てくるインフルエンサーを知っている人もほぼいなかったですね。彼らのSNSに投稿した関連動画含めて、700万回再生されました。
石井リナ:100万回再生いけばかなりのバズだと思うんだけど、私はこの動画を知らなかったし、オトナと若者の間でかなりのギャップがありますよね。
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