デザインとテクノロジーを統合した表現方法の模索 —ActiveTheory
WatsonDGと同じLAに有名プロダクション、ActiveTheoryがあります。ここのプロダクションの特徴は、1人1職種で区切らず、デザイナー兼エンジニア、エンジニア兼3Dアニメーターなど、1人1人が業種を飛び越えてさまざまなクリエイティブを生み出しているところにあります。そのためデザインやアニメーション、3D、エンジニアリングなどが高いレベルで融合している実績が多いです。
ActiveTheoryのトークで印象的だったのは、最近までVRに力を入れてR&Dをしていたけど、導入できる機会が少なすぎるため、ARにシフトし始めているということでした。確かに、VRは基本的にフル3Dにしないと本来の機能を発揮できないため、今のところゲーム以外に導入する機会がなく、また教育に利用しようにも子どもへの利用制限があるため、シフトブレイン社内でもなかなか活用できないでいたので、どこもだいたい同じ悩みを抱えてるんだなと。
ネットワーキングの際に、FounderのNickとそのことについて少し話したんですが、今後はARのほうがいろいろな場面での凡庸性があるため、HololenseなどでR&Dをはじめているということでした。ドラゴンボールのスカウターもすぐそこまで来てるかもしれませんね。
オンスクリーンのデザインを極める —Resn / Immersive Garden
Resnは今年、AwwwardsでAgency of the yearを獲得した、オンスクリーンにおいては世界トップのデザイン力をもっているプロダクションです。もともとはニュージーランドの会社ですが、アムステルダムをHQにしていて世界中のクライアントとクオリティの高いプロモーションサイトなどを多く手がけています。今年、上海にブランチを設立していて、アジアでも注目されるようになってきています。今後はオンラインで培った経験をベースにエクスペリエンス分野へも挑戦していくようです。
Immersive Gardenはパリを拠点とするデザインスタジオで、フランスらしい細部まで作り込まれたクリエイティブを武器にしていて、スピーチでは実際のプロジェクトがどのようにデザインされていくかといった裏側が話されていました。フランスにはGobelinsやHeticなどの強力なデジタルデザインの教育機関が存在していることもあり、今ではフランス出身のディベロッパーが世界中のプロダクションで活躍しています。
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