【前回】「あえていま「サーチエンジン広告」について考える」はこちら
欧米にはあって日本にはない。「ピッチコンサルタント」という仕事
欧米の広告業界には「ピッチコンサルタント」という業態があります。文字通りエージェンシーピッチ(コンペ)のコンサルティングをするわけですが、つまり欧米ではピッチのプロセスにコンサルが必要となるくらい複雑性が高く、かつ重要度の高いものだと考えられているのです。エージェンシーのパフォーマンスは、カーレースで言えばマシンの性能のようなものです。いかにドライバー(広告主)が優れていようと、マシン(エージェンシー)の性能が劣っていては、勝利はおぼつきません。広告主にとってエージェンシー選定の重要度が高いことには、誰も異論はないでしょう。
複雑性はどうでしょうか。ここは欧米と日本では事情が異なります。いや、「異なりました」と言っておきましょう。まずは第一に、欧米ではメディアエージェンシーとクリエイティブエージェンシーが別れています。同じグループのメディアエージェンシーとクリエイティブエージェンシーがアサインされていても、経営もオフィスの物理的な場所も異なる別の会社です。
また、契約の形態のバリエーションにも違いがあります。クリエイティブエージェンシーとの契約形態が、日本で一般的なコミッション制ではなくフィー制であるというのはよく知られていますが、そのフィーがさらにリテーナーとノンリテーナーに細分化されます。
「マーケティングを“別名保存”する」バックナンバー
新着CM
-
AD
ビデオプロモーション
1社提供TV番組 文化イベントを活用したスポンサードコンテンツ成功の秘訣
-
マーケティング
「解約料」のあるべき姿を議論 価格戦略とも密接…消費者庁が研究会
-
クリエイティブ
s**t kingzがレシピをダンスで表現 「フィラデルフィアクリームチーズ」W...
-
マーケティング
「ひき肉ポーズ」や「ヒス構文」がトレンドに Z世代の下2023年半期トレンドラン...
-
販売促進
「文喫 六本木」、多角的経営の書店 入場料やイベントで収益押し上げ
-
AD
マーケティング
パーソナライズ×D2Cで成長するSparty 顧客満足度向上の布石はデータ環境強...
-
クリエイティブ
ロバート秋山扮する「雑談三郎」が職場の雑談を指南 サントリーが動画公開
-
特集
CMO X
-
クリエイティブ
吉沢亮・川口春奈出演の「#ぼくらの冬曲キャンペーン」、プレイリストやTikTok...
ランキング
- ランキング作成中です。