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ADFEST 2018 現地レポート — 「アワード脳のススメ」 前編

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アドフェストの審査風景

今年のアドフェストの総出品数は2800点くらいのエントリーだったと記憶しています。その中でデザインカテゴリーへの出品は249点。

どのカテゴリーでも同じですが、カテゴリー内には細かな評価視点がサブカテゴリーとして設けられており、審査はそのサブカテゴリーに沿って進んでいきます。

ちなみにデザインカテゴリーは15のサブカテゴリーで構成されています。
たとえばコーポレートアイデンティティというサブカテゴリーであれば、ロゴ開発や名刺、レターヘッドなどいわゆるCIのトータルデザインとして優れているかどうかで評価され、プロダクトデザインというサブカテゴリーであれば工業製品として優れているかどうかで評価されます。

どのサブカテゴリーに出品するかによって、審査をする基準や審査員同士で議論する基準がまったく変わってきます。

また、私が審査したデザインカテゴリーには大きく2つのクライテリアがあります。ファンクショナルデザインという実用的・機能的に優れたデザインという評価軸と、ピュアデザインという純粋にデザインとして美しいかどうかという評価軸の2つの評価視点で見て、どちらかが優れていれば評価されていくというように、審査員の議論によって作品ごと、その都度進められていきます。
聞いた話によると、今年も同様のクライテリアで審査は進められていたようです。

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