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電通・博報堂社長が初対談「広告業界、広告会社はもっとポジティブに変わっていくべき」

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—ご自身に課しているルールはありますか?

山本:80年代、モラトリアムの時代に、僕はこの会社選んで入社したのですが、自分はいまだに大人になってない、と思っています。つまり「自分の型が決まっていない」ことを自覚しています。「こうでなければいけない」ということを自分に持たないようにしているのではなく、本当に持つことができていないのですが…。あえて言うならば、自分自身の型は持たないようにしています。

水島:僕は新しいもの好きの性分。なんでも体験してみるのが自分の基本行動やモチベーションです。それは担当するお得意先の商品を実際に購入する、使うことをはじめ、自分でも実践してきました。最近ではスマートスピーカーのようなIoT関連のものを購入したり。基本的に最初に買って人に見せびらかすのが好きなので。そういう好奇心がいまだに続いているので、それは大事にしていきたいですね。一方で出不精になって、エンターテインメントなどは行かなくてはいけないと思いながら、現実的には難しくなっています。まだ前向きな気持ちがあるうちに無理やり時間を作って、いろいろとやっていきたいと思っています。

—目の前に大学4年の自分がすわっていたら、どうやって入社を誘いますか?

山本:「社長になるぞ」と。「社長になったらひどいぞ」ということはいわずに。

水島:私も同じで「お前でも社長になれるぞ」と(笑)。