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私はどのようにしてコンフィデント・スピーカーになったか。日系飲料メーカー勤務Hさんの場合

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—社内では、どのように見られているのですか?周りからの期待と自分の現実とのギャップを感じますか?

英語に関しては、社内には相談できる人がなかなかいませんでした。会社の中では英語のできる人材として見られていますが、自分ではまだまだだと認識しています。そういう環境なので、講座では同じ気持ちを持っている人たちとのつながりができたのも大きいです。みんな英会話をダラダラやりたいわけではなくて、何かしらの目的があって来ているのがわかっていますから。

—仲間からの刺激というのは大事なモチベーションですよね。

自分より上のレベルの人を見ると「もっとやらなきゃ」と思うし、下の人からも、勢いがあったり、丁寧に話していたり、堂々としている様子からは勇気をもらえます。受講者のレベルがバラバラだからこそ、そのどっちからも刺激をもらえたのだと思います。

—今後の英語学習についてはどう思われていますか?

英語は、続けていきたいと思っていますよ。あとは単純なボキャブラリーの向上や、話す機会を増やすといった、いわば筋トレですかね。やっていることとしては、毎日NHKのラジオを聞いたりしていますね。あとは、「バイタルジャパン」という団体で、月に3回ほど週末に、100人規模での英語サークルがあるのですが、そういう話せる機会を自分で見つけていくようにしています。

仕事でも、3月に出張先でプレゼンした時に知り合った人たちが、5月に報奨旅行で日本に来たので、3日間ほど工場などへ英語でフルアテンドしました。こういう機会につながっていくので、頑張ってプレゼンやってよかったなと思いました。この流れを止めないように、続けていきたいなと思っています。

—勉強法はどうされていますか?

NHKラジオ「実践ビジネス英語」の杉田敏先生も講演で「とにかくいろんなやり方があるので、やったらいいんだ」とおっしゃっていましたが、私も飽きっぽいので、いろんなところに行ってみようと思っています。社会人になって、いろんなことを試してみているのですが、なかなか続かないのです。ただ、今の時代は新しいものが次から次から出てくるので、それをやってみることにしています。

例えば最近は、ACO(BOTと英語でやり取りするアプリ)やMikan(英単語学習アプリ)を取り入れてやっています。

—将来的には、英語に関してどのようになっていたいですか?

数値目標としては、TOEICで900点は行きたいと思っています。英語的には、社内外の海外のマーケティングオフィサーと議論できるようになりたいですね。今は言いたいことを伝えるくらいですが、もっと深いマーケティングの議論をしたいです。

—今のHさんにとって、英語ってどのような存在ですか?

3歳の頃の、英語が楽しいという状況に戻ってきた気がします。中高のころは、英語を勉強しないとならないという苦しさでした。あの頃の英語は、やらなきゃいけないもの。今は、時間さえあれば、アプリとかで英語やりたいって思います。そして、昔に比べれば、いろいろ勉強できる時代ですしね。

英語に関しては、スポーツと似ていて、ジムでトレーナーにちゃんと教わる部分と、自分でできる筋トレの部分、この両方が大事なのですよね。トレーナーに教わったことを持って帰って、どんどん自分でやれる。今はどんどん筋トレしていこうという気持ちです。

英語ができるようになることで、自分の仕事の力が上がっていく。それは、自分のためにもなるし、周りの人も助けられるし、会社のためにもなるし、もはや単なる趣味だけではない、本当の英語の楽しさがあるなと感じています。


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