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【ヤングスパイクス】2018年 全部門 総集編

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DESIGN部門

谷脇太郎(博報堂)/市田啓幸(博報堂)
中川紗佑里(電通)/渡辺祐(電通)
清水万里合(TBWA\HAKUHODO)/森智也(IDEO)

DESIGN部門は国内での予選は行われず、各リージョンの事務局ではなく、スパイクス本体が直接母体となり予選を実施。APACから123組が参加し、10組が本戦出場する。内3組が日本から出場し、ゴールドとシルバーを獲得した。

本戦課題:
JOHNSON’Sのベビーケアプロダクトのリローンチキャンペーン。ターゲットは東南アジアのミレニアル世代のお母さん。gentle(やさしさ)というブランド価値と商品の安全性を伝え、購買検討を促す。O2Oの施策、ギフトボックスの制作、HPの印刷技術を2つ以上使うことが条件。

 

谷脇太郎(博報堂)/市田啓幸(博報堂)

谷脇&市田の企画(ゴールド):
「Sleeping Idol Audition」
自分の赤ちゃんの寝顔をInstagramに上げると、自動でオーディションされて、最多得票の赤ちゃんはJOHNSON’Sのベビーモデルになれる、というキャンペーン。「自分の赤ちゃんが一番かわいい」というインサイトを極限まで押し上げ、ママたちに愛されるブランドになることを目指した。

振り返り:
課題の条件が多かったため、一番重要なファクターだけに着目し、他を削ぎ落とす勇気が必要だった。オリエン直後に企画を決め、アイデア出しの時間を設けずに制作作業に移ったことも、制作物の多い今回に限っては有効な時間配分だったと思う。

 
 

中川紗佑里(電通)/渡辺祐(電通)

中川&渡辺の企画(シルバー):
「Cut Worries in Half(心配事を半分に)」
JOHNSON’Sがプロダクトの原材料を半分にしたことに着目。不安でいっぱいのお母さんたちに心配事を共有してもらうプラットフォームを提供することによって、育児の不安を半減させるブランドであるとポジショニングする。

振り返り:
とにかく制作物と条件の多い課題だった。デザイン部門ということで、私たちはあくまでもVIを軸にキャンペーンを展開したが、狭義のデザインと同じくらい広義のコミュニケーションデザインを重要視される部門だと思った。

 
 

清水万里合(TBWA\HAKUHODO)/森智也(IDEO)

清水&森の企画:
「Choose Gentle Gift Box」
ギフトボックスに触れると、赤ちゃんの心音を用いて生成されたユニークな模様が浮かびあがり、スキャンするとカスタムの育児ガイドブックにアクセスできる。JOHNSON’Sの新商品のコンセプトの一つである、「育児における肌の触れ合いの大切さ」をインタラクティブな体験として伝えるキャンペーン。

振り返り:
課題の内容が濃く、まずJOHNSON’Sが商品を通じて何を訴求したいのかを読み解くことに注力した。技術、体験、心理の3方向からギフトボックスの体験に注目したが、それを超えた社会を巻き込む広範囲な施策が求められる部門だと実感した。

次ページ 「PR部門」へ続く