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全広連山陰大会開催 「持続可能な地域社会のカタチ」を議論

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全日本広告連盟(全広連)が主催する「第69回全日本広告連盟山陰大会」が5月20日、島根県松江市の島根県民会館で開かれた。大会式典では、「全広連日本宣伝賞」「全広連鈴木三郎助地域キャンペーン大賞」などの贈賞のほか、地方創生をテーマにしたパネルディスカッションや分科会などが行われた。

「全広連日本宣伝賞」の贈賞式では、大塚製薬 代表取締役社長 井上眞氏、カルチュア・コンビニエンス・クラブ 代表取締役社長兼CEO 増田宗昭氏、公益社団法人ACジャパン理事長 藤重貞慶氏、東京藝術大学大学院教授 クリエイティブディレクター 佐藤雅彦氏が表彰された。

また、「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね。早く会いたいけぇ、今は帰らんでいいけぇね。」で地域クリエイティブ大賞 最優秀賞を受賞した島根県の丸山達也知事は、檀上で「昨年のGWに、県民の皆さんの気持ちになって、どういうメッセージを届けるべきか考え制作した広告です。ただ、この後も島根県への帰省自粛のお願いをせざるを得ない状況が続いていますので、反省しながら今後も尽力していきたいです」と話した。

地域クリエイティブ大賞 最優秀賞を受賞した島根県の丸山達也知事。

このほか、パネルディスカッション「持続可能な地域社会のカタチ~いまこそ語りたい日本の『根本問題』」も開催。日本総合研究所 主任研究員 藻谷浩介氏、小西美術工藝社 代表取締役社長 デービッド・アトキンソン氏、電通グループ 執行役員 樋口景一氏の3人が登壇した。さらに、孤独のグルメ原作者・久住昌之氏による基調講演「『山陰の味を楽しむ夕べ』への誘い~孤独のグルメ・山陰番外篇~」も行われた。

なお、今回は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会開催時点で緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の対象地域に指定された都道府県からの一般参加受け入れをやめ、オンライン参加に切り替えた。また地元を含めた全参加者やスタッフにPCR検査か抗原検査を義務付け、陰性結果を参加条件とするなど、感染防止策を徹底した。参加者は会場参加が120人、オンライン参加が約500人。

全広連大会は全国37広告協会の持ち回りで実施され、山陰での開催は初めて。毎年、地元紙を中心に特集紙面が組まれるのが通例となっているが、山陰中央新報が19日付で掲載した特別紙面は地元出身のクリエイターらが手がけた。同紙のWebサイトに公開されている。