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象印・コクヨ・テラサイクルなど 大阪・関西万博12の共創デザイン事業を選定

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3月7日、2025年大阪・関西万博の特別プログラム「Co-Design Challenge」に選定された12の事業が発表された。万博を契機としてデザイン視点で共創に取り組むもので、2022年7月から9月にかけて提案を募集。58の企業・団体から計 79件の提案があり、本万博の各プロデューサーらで構成される選定委員会で12事業を選出した。

3月7日に大阪市内で開催された記者発表会から。

12の事業は以下のとおり。木材や廃棄繊維を使ったベンチをはじめ、資源循環型の食器やヘルメット、ゴミ箱といったアイテムのほか、マイボトルの洗浄、サーキュラーバイオトイレ、フードロスを減らす防災備蓄の取り組みなど、一部は大阪市内の記者発表会場で展示された。

1)想うベンチ―いのちの循環―
(代表:エイチ・ツー・オー リテイリング、協力:一般財団法人大阪府みどり公社/スークカンパニー)


2)これからの「未利用間伐材を活用したベンチ」
(代表:エースジャパン、協力:ダブルクラッチ/Fortmarei)


3)―廃棄繊維を色で分けてアップサイクル―
サーキュラーエコノミーに繋がるこれからの“ベンチ”をデザインする

(代表:colourloop、協力:アボード/ナカノ)


4)ごみから作るサステナブルなヘルメット
(代表:甲子化学工業)


5)国産材、地域材活用のための木製ベンチ
(代表:コクヨ、協力:VUILD)

6)これからのマイボトルの使い方をデザインする マイボトルで飲料提供するための洗浄機の提案
(代表:象印マホービン、協力:中農製作所)


7)サーキュラーバイオトイレで世界中の新しい水をデザインする
(代表:W TOKYO)


8)これからのゴミ箱(資源回収箱)をデザインする
(代表:テラサイクルジャパン、協力:イオン)


9)サスティナブルストックプラン(持続可能な防災備蓄計画と多様な連携による防災備蓄食の廃棄ゼロへ)
(代表:公益社団法人日本非常食推進機構、協力:尾西食品、特定非営利活動法人日本セルプセンター、プラザオーサカ)

10)資源循環に貢献したくなるスマート回収箱とスマートフォンアプリ
(代表:日立造船、協力:大栄環境、大栄環境総研)

11)循環型食器「edish」
(代表:丸紅、協力:プラス産業)


12)持続可能である木の暮らし、その循環の中に存在する、吉野材のベンチ
(代表:一般社団法人吉野と暮らす会、協力:グリーンフォレストエンタープライズ、丸商店、一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構、吉野中央木材)

選定された事業については、大阪・関西万博会場での実装を目指し開発を進める。開発にあたっては、デザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する委員会 「Expo Outcome Design Committee」のメンバーがアドバイザーとして協力する。

同委員会は齋藤精一氏(大阪・関西万博 PLLクリエイター/アブストラクトエンジン 代表取締役/パノラマティクス主宰)が委員長を務め、齋藤氏を含め小西利行氏(POOL)、原田祐馬氏(UMA design farm)ら8名のクリエイターで構成される。

今回の選定委員は、石川勝氏(大阪・関西万博 会場運営プロデューサー)、倉本仁氏(ジンクラモトスタジオ 代表取締役)、小橋賢児氏(大阪・関西万博 催事企画プロデューサー)、齋藤精一氏(同EXPO共創プログラムディレクター)、柴田文江氏(デザインスタジオエス 代表)、服部滋樹氏(デコラティブモードナンバースリー 代表取締役)、藤本壮介氏(大阪・関西万博 会場デザインプロデューサー)が務めた。