「夏アイス商戦」が火ぶた 氷菓系の牙城を崩す「濃厚系アイス」の戦略

「日本のよさ」に着目した背景には、拡大するインバウンド需要や大阪・関西万博の開催がある。主なターゲットは国内の20〜30代女性だが、訪日客からの需要にも期待を寄せている。販路は全国のコンビニエンスストアやスーパーマーケットが中心であり、販売目標は非公開としている。

マーケティング本部の田子薫マネージャーは「日本の良さは、日常の中で楽しむには少し敷居が高い部分もあるが、身近なアイスクリームを通じて、その魅力を再認識してもらいたい」と話す。夏に向けて市場が盛り上がりつつある中、「『JAPAN MIND』を切り口に、ハーゲンダッツならではの夏向け商品を届け、販売拡大につなげていきたい」と意気込みを語った。

ハーゲンダッツは、1961年にアメリカのニューヨークで誕生した高級アイスクリームブランド。日本での販売は、1984年に開始した。日本では今年41年目を迎える。

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