デジタルインテリジェンスは2016年5月26日、CMによるコミュニケーション効果を高めるためのコンサルティングサービスとして「男女脳プロジェクト」をスタートさせた。
※男女脳…脳の器質的な特徴を指す
デジタルインテリジェンス 代表取締役の横山隆治氏の著書、『CMを科学する』(宣伝会議刊)に詳細が記載されているが、ニューロマーケティング調査「ニールセン ニューロ」の調査実験により、テレビCMに対する反応は、文化や国籍、出身地や地域差、さらには年齢や価値観の違いよりも、男女差(脳の性差)のほうが大きいことがわかっている。
本プロジェクトでは、男女別に反応を高めるための「表現のチューニング」を施すことにより、テレビCMによる行動を誘発し、記憶への定着を高めることが期待される。
テレビCMに対する男女別の注視度の差異を検出し、男女別に訴求力の高い表現因子を解析、その知見をオンラインCMの開発やテレビCMとの相乗効果を図るなどのソリューションを提供する。
マーケティングロジックで組み立てられたキャンペーンも、クリエイティブ表現の領域ではロジックで説明することが難しかったが、本プロジェクトが進むにつれ、男女別に効果的なタレントや表現、シナリオや文脈などが数値化され、ロジカルな意思決定が可能になり、より精度の高いコミュニケーション設計が可能になる。現在、初期トライアル枠として4社を募集中だ。
横山隆治さんの連載コラムはこちら
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