「テレビというメディア」の大変革からみる広告、動画、コンテンツビジネスの未来
“テレビを観る”といったときに、かつては「局が制作した番組を電波に乗せて配信し、テレビ受信機の画面で観る」という前提があった。しかし今では、PCでテレビ番組を観るのも、録画したドラマをスマホで観るのも、ネット配信のコンテンツをテレビ画面でみるのも、すべて“テレビを観る”と言っている。
つまり「テレビ」という概念自体が大きく拡張しているということである。このような、「テレビが拡張した」時代において、その周辺にある、広告、動画、コンテンツビジネスは当然変わっていく。
テレビCMの流し方や効果測定の方法、スマホでの動画閲覧を想定したクリエイティブ、そもそもどのようにビジネスとして成立させていくのか、など。
フジテレビの不振やCMがなど、ネガティブな話題ばかりがとりあげられがちなテレビのビジネスの状況をイチから整理し、根本から考え直した末に見えてきた、新しい時代の広告、動画、コンテンツビジネスのあり方を提示する書籍。
著者はメディアコンサルタントとして活躍する境治氏。広告制作、動画制作、など業界を知り尽くした境氏が俯瞰で把握したテレビ周辺ビジネスの状況と未来を語ります。
目次
序章 テレビは拡張している
第1章 SVOD二年目、第二幕
第2章 テレビ番組のネット配信
第3章 テレビ視聴の変化と新しい視聴計測
第4章 二度目の動画広告元年
第5章 新しい映像配信サービスはテレビに取って代わるのか?
第6章 ソーシャルテレビ再び
第7章 今後のテレビビジネスと映像コンテンツ産業
第8章 広告コミュニケーションの新しい姿
境 治(さかい・おさむ)
コピーライター/メディアコンサルタント。
1962年福岡県福岡市生まれ。東京大学卒業。
87年広告代理店アイアンドエスに入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあと2006年、映像制作会社ロボットで経営企画室長、2011年、広告代理店株式会社ビデオプロモーションでコミュニケーションデザイン室長を経験。2013年から再びフリーランスになりメディアコンサルタントとして活動。各種メディアや個人ブログでメディア論を展開し、講演活動などで業界の変革を呼びかけている。勉強会「ソーシャルテレビ推進会議」を運営しながら、有料WEBマガジン『テレビとネットの横断業界誌MediaBorder』発行し、情報と人脈の交流に努めている。
【実践と応用シリーズ】
四六判、272ページ。価格は1500円(税別)。
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