【前回コラム】「ピンチはヒーローを救う!?生存をかけた、 仮面ライダーの 「変身」マーケティング」はこちら
スーパー戦隊という働き方
多様性の時代、ダイバーシティの時代だそうで。
何をいまさら。
「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まったスーパー戦隊シリーズは、ダイバーシティがビジネス用語として流行する何十年も前から、多様性とチームワークの物語でした。
さまざまなスキルと個性を持った人材が集まって活躍するこのヒーローは、多様性のシンボルとして、マルチカラーがビジュアルアイデンティティになっています。最後は全員が合体して大型ロボになる戦い方など、「多様な社員の違いを戦略的に活かすことで企業の競争力を高める」、まさにダイバーシティのお手本のようです。
秘密戦隊は国連が設立しただけあって、いち早く女性ヒーローの働きやすい職場を提供するなど、当時から最先端の働き方を推進している組織だったのです。
ニッポンのダイバーシティ
先日、千葉県の公立中学校が性別を問わずにスカート/ズボンなどが選べる制服の制度を採用したというニュースがありま した。
曰く、本人の意思に基づいて制服を選べるだけでなく、「性自認を周囲にカミングアウトするかどうか選べるように配慮している」。
するか。
ダイバーシティを経営やマーケティングに導入して、それなりの効果を上げている企業や団体もあるようですが、いまだにCSR 活動の一環として、カタチだけの取り組みであることも多く、肝心の当事者の気持ちや、潜在的なニーズは置いてけぼりのまま運用されている印象です。
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