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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

後悔しないためのコピーライター養成講座の通い方

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【前回のコラム】「コピーライター養成講座で、僕が舌を打ち続けていたワケ」はこちら

宣伝会議コピーライター養成講座 基礎コース(大阪教室)103期修了生で、第57回「宣伝会議賞」コピーゴールドを受賞した竹内直樹さんにとって、「コピーライター養成講座」とはどのような場所だったのか。

私は、2019年の10月からコピーライター養成講座基礎コース(大阪103期)を受講しました。せっかくこういう機会をいただいたので、これからコピーライター養成講座に通う、あるいは通いたいと考えている人に向けて、約17万円という安くない受講料の支払いを後悔しないために、私の経験からお伝えできることを書きたいと思います。

課題には10倍返しで

養成講座に通う大きなメリットのひとつが、ほぼ毎週出される課題だと思います。

プロのコピーライターに自分の書いたコピーを見てもらえるという機会はとても貴重で、受講料の大部分の価値はここにあるんじゃないかと個人的には思っています。講師の話を聞いてコピーを学ぶ事ももちろん重要なんですが、やっぱりコピーは自分で書いて学ぶことが最も大切だと感じています。

課題では毎回「コピー10本まで」「20本まで」と提出できる本数が設定されています。これを書くと事務局の方に怒れられそうですが、10本20本という決められた数だけに縛られず、それを超えた数のコピーを書いて、全部提出することをオススメします。

実際、100本や200本提出している人が私も含めて何人もいましたし、ありがたいことに、どの講師の方も提出したすべてのコピーをチェックしてくださいました。ちなみに私の場合は「10本まで」の場合は、自分で良いと思った10本を選び、それに加えて「他にも書いたので見ていただければ……」という形ですべて提出していました。

本来なら100本考えても、そこから自分で良いと思った10本を選んで、それだけ提出するべきなんだと思います。しかし自分の場合、どのコピーが良いのかを選ぶ力がありませんでした。コピーを書く方法を学ぶのはもちろんなのですが、講座に通ったことで、「コピーを選ぶ方法」を学ぶ事もとても重要なんだと感じました。

だからこそ、書いたものはすべて提出して、自分が選んだコピーと講師が選んだコピーとは何が違うのかを学び、考えることがステップアップにつながると思います。

与えられた課題に対して全力で取り組み、たくさんのコピーを書く。それをプロに見て良し悪しを判断してもらう。しっかりと取り組んだ課題だからこそ、そのお題に対してどんなプロセスで考えるべきなのかという講評での講師の言葉がより理解できると思います。

もちろん、たくさん提出すると講師の方の負担も増えます。優しい講師の皆さんはそれでもすべてチェックしてくれるわけですが、「〇〇本まで。厳守!」というように書かれている場合や事務局の方に言われた場合はルールを守りましょう。

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