※本記事は、10月30日発売の月刊『広報会議』2026年12月号に掲載しています。
日本製紙クレシアは、2026年5月、企業ブランドコミュニケーションサイト「&CRECiA(アンドクレシア)」を公開した。読者ターゲットは、同社のステークホルダーである生活者、地域社会、取引先、従業員・求職者だ。企業のファンを増やし、共創を促す情報発信の場として本サイトを位置づけている。
日本製紙クレシア「&CRECiA(アンドクレシア)」
現在、記事カテゴリーは、生活者に役立つ「くらしのヒント」、よりよい働き方を探る「はたらくを考える」、取引先や社会との関係を描く「つながる取り組み」の3つ。サイト名にある「&」や、トップページ上部の“2人の手”のイラストには「ステークホルダーとつながり、新しい価値を生み出していきたい」という想いが込められている。
「&CRECiA」は、同社の「CSVプロジェクト」の一環として立ち上がったオウンドメディアだ。このプロジェクトチームは企業ブランディングを担っており、部署を横断してメンバーが集まっている。これまでも企業のパーパスやコーポレートスローガン「衛生を、ずっと」の制定などを主導してきた。
日本製紙グループの中でも家庭紙・ヘルスケア、業務・産業用品分野を担う同社は、ティシューやトイレットロール、吸水ケア用品をはじめ、暮らしになくてはならない「衛生」を事業の根幹に据えている。「『衛生を、ずっと』に込めた想いを具体的な取り組みに落とし込みながら、記事を発信していきたいと考えています」とCSVプロジェクトチームのメンバーであり、マーケティング部の島田夏希氏は話す。
月1回、外部パートナーと共に企画会議を行い、記事ごとに目指す読後感を定め、具体的な企画を決定している。
「例えば、取引先や地域社会の皆さんに、記事を読んでいただき、『何か一緒にやりたい』と、当社に関心を持ってもらう。そんなきっかけを生み出していきたいです」と島田氏。
社内から「&CRECiA」に記事を載せたいと声がかかり、従業員が寄稿するケースもある。同社に転職してきた従業員が、一般生活者として疑問に感じていた「ウェットティシューの使い分け」について、ユーザーのリアルな声と共に解説した記事「もう迷わないウェットティシューの選び方 除菌と消毒、使い分けできてる?」は、サイトの中でもっとも大きな反響を呼んだ。
…この続きは月刊『広報会議』2026年12月号で読むことができます。反響の高かった記事や、オウンドメディアを立ち上げたことで生まれたコミュニケーションの変化などを紹介しています。

