エゴマ?という新しいマーケティングの潮流
青谷宣孝/明海司(エゴマーケティングラボ)
青谷 宣孝(オークローンマーケティング代表取締役副社長)
1987年 日本電信電話に入社。翌年には、NTTのハウスエージェンシーであるNTTアドへ出向し、ゲーム会社、化粧品会社、自動車保険、アパレルなどの広告マーケティング、新規事業企画等を担当する。在籍中には、Jリーグ初のITパートナーカテゴリーを企画創設し、広告代理店の領域を超えてNTTグループが行うJリーグのIT基盤構築を推進した。その後NTTドコモプロモーション部に異動し、フジテレビ「踊る大捜査線」携帯動画初の本格ドラマをプロデュース。dポイントキャラクター『ポインコ』の生みの親。現在TVショッピング『ショップジャパン』を運営するオークローンマーケティングにて、ダイレクトマーケティングを探求している。
明海 司(D2C エグゼクティブ・プロデューサー)
1988年I&S(現I&S BBDO)に新卒入社。ストラテジック部門で主に流通のマーケティング戦略、コミュニケーション戦略に携わる。1994年 NTTアドに参画。NTTドコモを担当し、携帯電話市場の成長過程において、モバイルやインタラクティブを絡めた数々のプロモーションを実行。2006年 ブランドコンサルティング会社であるフューチャーブランドに参画し、エグゼクティブダイレクターとして顧客のコーポレートブランディングを担当。2011年、講談社の広告代理である第一通信社に参画し、2015年 同社取締役に就任。新事業及び管理部門を担当。2016年1月 D2Cに参画しデジタルマーケティング事業を推進。
このコラムについて
元広告代理店で同僚だった2人が久々に会った場で、何故か2000年ごろから現在までのマーケティング環境について「エゴ」というキーワードが浮かんできました。
「エゴ」で現在そしてこれから起こるであろう消費社会を切ってみると新たな答えが見つかるのではないかと考えました。そこから見えるものは「自己中」と呼ばれる身勝手な悪い言葉のイメージではなく、新たなマーケティング思考としてSociety 5.0を生き抜いていくための指針となりうるかもしれない。エゴラボ(エゴマーケティングラボラトリーの略)はそんな二人がエゴマーケティングという仮説を考察し、検証できればメソッドを生み出すことを目的に結成しました。60代近くになる私たちだから感じるマーケティングの風景を皆さんと共有したいと思います。
エゴラボ サロン:https://www.facebook.com/groups/709357947770298
-
エゴ・マーケティングの行き先
この連載の反応をいただけて嬉しい限りです。まったくの仮説である「エゴ・マーケティング(以下、エゴマ)ですが、第1回から第6回の連載を通して私たち二人の脳みそもまた少し活性化されてきています。
-
X世代の価値観やニーズをエゴ・マーケティング視点で分析する
私たち「エゴマーケティングラボ」の二人はX世代です。どうもこのX世代という呼ばれ方にしっくりとしません。まだバブル世代と呼ばれるほうが自虐的な意味も含めて実は納得感があります。
-
エゴ化する消費者にどうアプローチすべきか
「マーケティングの本質は、心理戦」「マーケティングは市場活動の成功確率を向上するもの」この2点は、私たちエゴラボの二人の共通認識です。
-
パーソナルブランディング市場成長の背景にある「エゴ化」
「パーソナルブランディング」という言葉を耳にしたことはありますか?
-
なぜ人は「映え」を求めるのか? エゴマーケティング視点で考える
現代社会おいて人々のエゴ化はすでに始まっています。SNSを使いこなす若い世代に関しては特に顕著です。「映え」ということが示す通り、彼らはSNSを自己表現の手段として生活に取り入れました。
-
人間中心社会の到来で進む「エゴ化」
今回はどうやって「エゴ化」というものが生まれてきたのか。その背景について考察していきます。
-
ポジティブな「エゴ」が社会を動かす
「最近周りをみていると元気のない人が多いよね?」1980年代に生まれた 中年男二人の問題提起である。
-
新コラム「エゴマ?という新しいマーケティングの潮流」10月10日スタート
広告代理店で同僚だった2人による新コラム連載「エゴマ?という新しいマーケティングの潮流」が10月10日にスタートします。