NYから解説!日本企業のグローバルブランディング
日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。
このコラムについて
近年、欧米だけでなくアジア・アフリカなど日本企業の海外展開は増加の一途をたどっています。それに伴い広報部門でも、海外向けにプレスリリースを出したり、多国語で表記したオウンドメディアを用意したりする企業が増えています。本連載では、世界経済そしてトレンドの中心であるNYを拠点に、日本人としての目線と海外目線の両方から、日本の企業の海外展開事例を分析。ブランディングにおいて勘違いしていること・見落としがちなこと、それを体現するトップ・エグゼクティブのプレゼンスに不可欠なこと、などについて解説していきます。どうぞお付き合いください。
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実はスピーチが苦手!?「勝利宣言」にみるバイデン流プレゼンス
「喋りがうまくない」と引け目に感じているビジネスパーソンの方は、決して少なくないだろう。しかし、スピーチにおいて最も大事なことは、自分の信念をどれだけ聞き手に伝えたいと切望しているか、である。
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米大統領選、トランプ氏の“オレンジ色肌”が拡大した理由とは
アメリカ大統領選、投開票日の今日、アメリカ国内は心落ち着かない状況だ。そのような中で、実は気になっていることがある。それは、トランプ現大統領の特徴的なメイクである“オレンジ色肌”が変化していることだ。
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喧嘩を売るトランプ氏を、上手にいなしたバイデン氏のディスカッション
9月29日、米国東海岸時間21時から米大統領選 第一回討論会が行われた。筆者が米大統領選のイメージ戦略について分析し始めてもう何回になるだろうか、などと思い出に浸っていられるのはわずかであったことを理...
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安倍首相の「資料トントン揃え」は百害あって一利なし
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オバマ前米大統領のスピーチに学ぶ リモート時代のトップメッセージ
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新型コロナでNYCは外出制限 非常時に「芸術の力」を活かすアーティストたち
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新型コロナで外出自粛が進むNY メトロポリタン・オペラの粋な計らい
WHOによるグローバル・パンデミック宣言の後、様々な情報が飛びまくる米国。このような非常時だからこそ、ブランドの行動に“姿勢”を垣間見ることができる。それはブランドの“真髄”ともいえる。
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豊田社長がスピーチで見せた腕を広げるポーズ、アリ?ナシ?
2020年1月に米・ラスベガスで開催されたCES。そのプレス・デーで、TOYOTAの豊田章雄社長はプレスカンファレンスに登壇した。そこで筆者が気になったのが、終始、腕を大きく広げるポーズをしていたこと...
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ゴーン氏が会見で駆使した、スピーチを成功させる強者のテクニック
人前でスピーチやプレゼンをするとき、自分がどのようにマイクを持っているかご存知だろうか。実は、マイクの持ち方ひとつで人に与える印象は変わる。