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ECサイトから始まる、未来の姿をつくる企業ブランディング

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「生き残る」ための企業戦略②
「生き残る」ための企業戦略③

株式会社宣伝会議は、月刊『宣伝会議』60周年を記念し、2014年11月にマーケティングの専門誌『100万社のマーケティング』を刊行しました。「デジタル時代の企業と消費者、そして社会の新しい関係づくりを考える」をコンセプトに、理論とケースの2つの柱で企業の規模に関わらず、取り入れられるマーケティング実践の方法論を紹介していく専門誌です。記事の一部は、「アドタイ」でも紹介していきます。
第5号(2015年11月27日発売)が好評発売中です!詳しくは、本誌をご覧ください。

「生き残る」ための企業戦略④

企業が手軽に発信できるツールが増えた一方、そこで突き当たるのが「自分たちは、どんな“キャラクター”で語ればいいんだっけ?」という根本的な疑問。そんな気付きから、ブランディングに取り組む企業が増えています。この連載では4回にわたりブランディングの実践方法について解説していきます。

こんにちは。フラクタの河野貴伸です。最終回となる今回は、私たちが実際にお手伝いさせていただいた企業の事例を紹介しながら、これまで説明してきたブランディングメソッドの実践論に言及したいと思います。紹介するのは、埼玉の菓子製造販売店「梅林堂」。創業150年超の老舗菓子店ですが、近年ECを始めるなど新しい顧客接点づくりにも積極的な企業です。

——梅林堂がブランディングを考え直すきっかけは何ですか。

梅林堂のECサイト。商品紹介にとどまらず、梅林堂のお菓子づくりに対するこだわりを伝える読み物記事にも力を入れている。

清水:きっかけはEC事業です。約1年前、当社でもECにも力を入れようという方針が固まりました。しかし創業150年の老舗ですから、短期的に売上を伸ばせれば良いというわけではなく、ブランド構築の場としても機能するようなECの在り方を模索していました。そこでブランディングの実績があるFRACTAさんと一緒に仕事をすることにしました。

河野:最初は歴史ある企業なので、保守的なところもあるのでは?と勝手に思っていたのですが、まったく違いましたね。自ら前向きに変革していこうとする姿に驚きました。そしてブランドを確立したいという熱い想いも感じました。

清水:梅林堂は長く続いている企業ですが、“ブランドの背景となるもの”がないんです。例えば京菓子だったら「京都」という土地柄が背景にあり、それがお客さまの描くブランドイメージの一角を担っているはずです。一方で私たちが拠点を置く「埼玉」には、そういったイメージがないので、自分たちで道を見つけていかなければならない。そこにはメリットもありますが、ブランディングの難しさにもなっていました。

次ページ 「未来の姿を表現したEC」へ続く


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