昨年4月に設立された「九州アートディレクターズクラブ（K-ADC）」が主催する「K-ADC AWARD 2012」の概要が発表された。F-ADC（福岡アートディレクターズクラブ）からK-ADCと名称を改めてから、初のアワード開催。「九州新幹線が開通し、より各県が近くなったいま、県の間に垣根をつくる必要はない。K-ADCを、いい仕事をした九州人に喝采と称賛を贈り、彼らをつなげる場にしていく」とK-ADC代表・実行委員長の電通九州 伊藤敬生氏は話す。

応募資格は九州在住のクリエイター。2010年5月から2012年4月末日までの2年間に掲載・放映された制作物が対象で、制作物の露出地は九州内外、国内外を問わない。審査員は九州内特別審査員として江副直樹氏、春高壽人氏、大曲康之氏の3名が、東京から佐野研二郎氏、森本千絵氏、ナガオカケンメイ氏、中島信也氏の4人が特別審査員に加わる。

審査は会員審査を経たのち、6月16日に福岡アジア美術館で公開審査会が行われ、各賞を決める。公開審査会前後の6月14日～19日には美術館での展示も行われるという。

応募（Webエントリー）期間は、テレビCM、Webなどは5月1日～15日、グラフィックやパッケージなどは5月16日～31日となる。