コラム

原田朋のCHIAT\DAY滞在記 ~リー・クロウの下で365日~

なぜ、僕らはアメリカでソーシャル・キャンペーンを手がけられたのか。

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オフィスにてジェフと。ほんとうに感謝しています。

実は途中で仕事量が2倍になる事件があった。僕たちは最初ヴァインのキャンペーンを考えていたのだが、6月中旬に写真だけだったインスタグラムがムービー・サービスのローンチを発表。急遽このキャンペーンを2つのプラットフォームで展開するものに拡大することになったのだ。まさにいちばんホットな、ソーシャル・メディアの今をとらえた、ライブな仕事になった。

ムービーが簡単に撮れるとは言っても、編集機で編集するわけではないので、基本的にその場でうまく撮れるかどうかにかかっている。この日は、サーフィンをテーマにした撮影だったのだが、当り前だが、海は僕らの言うことを聞いてくれない。何度も撮り直すことになり、かけた時間的にも、体力的にも、いちばんハードな撮影となってしまった。

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ムービー準備中のノゾミ。ほとんど彼女のクラフトによるキャンペーンです。

ジェフはコピーライターでありACD(アソシエイト・クリエイティブ・ディレクター)として僕らの面倒を見てくれていた。アイデアが決まるまでは僕とノゾミでやっていたのだが、サイトをつくるとなると、様々なコピーを書く必要があり、僕にはきつかろうということで、このブランドをもともと手がけているジェフが入ってくれた。

ムービーの企画も見てアドバイスをくれた。英語でアイデアは出せて、企画書のドラフトもなんとか書けても、たくさんのコピーを書く&修正するのはやはり僕ではできない。ジェフとノゾミがサイトをつくるやりとりを横で見ながら、英語のコピーってこうやって書くんだなと勉強しながら、その分僕はムービーの実制作(プロダクション)をしていた。

ジェフは知的でおだやかなとても素敵な人。こんな信頼できるACDがいてくれたら、上のCDも下のコピーライター&ADも楽かもしれないな。ジェフのクルマでビーチから帰る途中、クルマの後部座席の窓ガラスにぺたぺたと貼られたキャラクターのシールを見て、家ではいいお父さんなんだろうな、とほほえましくなった。

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