Gunosy発表時の報道は真意が伝わっていない可能性も
11日のリリースの後、筆者は発表会で登壇したGunosyの福島良典CEOと竹谷祐哉COOを訪問した。理由は発表の真意を聞きたかったことと、色々なコラボレーションの可能性を考えたかったから。そして何よりも報道が偏っていて内容がきちんと伝わっていないのではないかと懸念したからである。
“検索がスキップされる”のはあくまでもアプリの中の話
記者会見後の報道でとかくフォーカスされていたのが電通の登録商標である消費者行動パターン“AISAS(Attention, Interest, Search, Action, Share)”の真ん中の“Search”が無くなるという点であろう。検索が無いというのはあくまでもアプリ内の話であるという点が抜けていたということである。
これは考えてみれば当然のことで、アプリ内には検索BOXがないのでわざわざアプリを終了し、切り替えて検索するという行動はとる意味がないということであろう。説明が足りなかったという部分を指摘すると福島氏と竹谷氏ともに説明不足を認め反省していたように見受けられる。また、これは筆者独自の見方ではあるが、そもそもアプリを開いているということは既にAttentionは取れているわけでその意味では本来の意味でのAも存在しない“IAS(Interest, Action, Share)”モデルということになろう、あくまでもアプリの中での話であるが。
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