スタートアップ祭 CES2015を行く③—日本から出展中のロボット・スタートアップにインタビュー

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ハードウェア開発・生産プロデューサー 西野充浩さんへのインタビュー

西野さんはハードウェアのOEM生産のプロ。ハードウェアって、作り方、価格、最低ロット、法律など、わからないことだらけなのですが、そういう「これどう作ったらいいの?」という開発〜生産全体の計画やマネジメントのお仕事をされています。実際ハードウェアを実現するときわからない部分を様々にサポートしてくれる貴重な方です。

林:今回CESに出展してみてどうでしたか?
西野:アメリカ人(やその他欧米人)にBOCCOの世界観が通じると言う実感を得ました。
また、このIoT領域へのマーケットからの期待値を感じました。

林:西野さんはBOCCOでは主に何を担当していますか?
西野:主に量産化のアドバイザーを行っていますが、今回のCESではセールスパートナーとして参画しています。

林:普段ハードウェアを生産するときには、「深セン」(中国のハードウェアのメッカ)で作ることが多いのですか?
西野:深センで作ることもありますが、プロダクトによっては必ずしもそれが正解ではありません。やり方によっては深センでも日本の品質を変わらず製造できますが、最適な生産戦略は、販売仕向け地などの条件によるサプライチェーンで考えます。私は10年以上海外生産に携わってきましたが、現在は日本での製造を推しています。メードインジャパンは以前ほどのブランド価値はありませんが、それでもそれを好まれるマーケットはまだまだ存在します。

林:ありがとうございます。ちなみに、これまで数々のプロダクトを見てきて、試作から量産、量産からヒットまでいけるプロダクトの違いはなんですか?
西野:まず、ヒットと言う概念は既に以前とは変わっていると思います。多く売ればヒットだと思いますが、長く売ると言うこともヒットの一つかもしれません。機能てんこ盛りである必要は全くありません。そう言った商品はもしかして世界観を築けない自信の無さから来ているかもしれません。
世界観があるプロダクトはマーケットで非常に強いと思います。とは言え、後発となってしまってはシェアの奪還は難しいです。現在、私が関わるプロダクトは、いかに早くマーケットに尖ったプロダクトを投入するかをモットーに推進しています。

以上、出展チームがどんなことを考えているか? どんなふうにハードウェアを作ってるかのインタビューでした。

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ORIHIMEは家や病室から出られず孤独を感じる人が、外での家族や友人との会話に参加できるテレプレゼンスロボット。奥で腕を組んでいるのがCEOの吉藤さん。自身も10~14歳の頃、不登校だった。

ブースはすごい人だかり

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