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コラム

ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜

VODは入り口にたどり着いたにすぎない。dビデオのリニューアルから未来は見えるか?

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VOD市場としてようやくスタートする

長々と書きましたが、dTVにはVODユーザーとして、あるいは制作者の気持ちを知る者として、大いに期待できると感じました。もちろん実際にサービスを体験しないとわかりません。使ってみた感想はそのうちどこかで書きたいと思います。

そして、ここで言いたいのは、dTVが優れているのでNetflixは失敗するだろう、ということでもないのです。dTVがhuluから顧客を奪うという話でもない。dTVがリニューアルし、Netflixが上陸し、huluが迎え撃つことで、さらにはアクトビラなど既存サービスもいっそう努力することで、VOD全体がこれから便利で面白くなるだろう、ということなのです。

日本のVODが、市場としてようやくスタートする、それが2015年なのです。これまでは言ってみれば、まだ何もはじまってはいなかった。長らくVODを待望し、実際にいろいろ使ってきたひとりのユーザーとしてそう思います。どこが勝つとか、誰が誰から奪うのかとかは、もっと先の話です。VOD市場はまちがいなくこれから成長します。dTVの発表を見た感想はそこです。VODの未来が見えてきたことが大事です。

そしてこれから数年間でVODが本格普及すると、他の業態には確実に影響が出るでしょう。どこにどういう影響が出るのかは、また別の場で考察することにします。とにかくいまは、4月22日のdTV誕生を心待ちにしたいと思います。