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体験デザインブランディング—コトの時代の、モノの価値の作り方(前編)

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お客さまを主語にする

室井:「一番搾りフローズンガーデン」は、僕らクリエイティブスタッフも、若い人たちのビールシーンを生み出すというビジョンを明確に持ち、プロジェクトのお手伝いをさせていただきました。プロジェクトを進行していく中で、いつも門田さんのジャッジは明確で、非常にやりやすかった印象があります。このプロジェクトにおいて門田さんが持たれていたジャッジの視点を教えてください。

門田:まず、自分の中にユーザー像がはっきりしていました。もちろん自分の頭の中にあるだけではなく、チーム全員でペルソナを共有していましたし、全員共有の中でジャッジをしていきました。常に、そのユーザーならどっちのアイデアやデザインがいいのだろうという視点で見ることです。
またユーザー側のメリットと、企業側のメリットのバランスを7:3程度においています。商品やカテゴリーが異なるとその数字は変わるかもしれませんが、ビール単体で考えるとその程度が良いと思っています。最初に、お客さまにとって何が良いかを考え、その中にキリンビールのメリットをつくっていけば良いと思っています。キリンビールのメリットが先にあって、それをお客さまのメリットにどう変えていくか、という順番ではありません。お客さま主語で考え。組み立てる方が、結果的にうまくいきますし、そうでないとやる意味がないと思います。(続きは次回!


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