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【今週の注目記事まとめ】再生回数290万回を突破した安川電機の100周年記念動画、「クリエイターとクライアントが同じ夢を見た」からできたCMなど。

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ロボットが居合術を身に付けたら…?安川電機の100周年記念動画が再生回数290万回を突破

本物の日本刀を使った撮影のため、カメラマンは甲冑を身に着け、他のスタッフは透明アクリル盾の後ろに待機しながら作業を進めた。

1915年の創立から今年で100周年を迎える安川電機。周年事業の一環で制作されたWebムービーが、公開から1週間足らずで再生回数290万回を突破、国内外で話題が広がっている。

5日に全世界で同時公開されたムービーは、同社の産業用ロボット「MOTOMANMH24」が居合術の神業に挑戦するプロジェクト「YASKAWA BUSHIDO PROJECT」の一部始終をまとめたドキュメンタリー。同プロジェクトでは、数多くの世界記録を保持する居合術家・町井勲さんの剣技を産業用ロボットで再現、俊敏性・正確性・しなやかさを高次元に融合させたロボットの動きを通じて、安川電機の“ものづくりスピリット”を世界に向けて発信する狙いがある。

安川電機の技術者を中心に、町井さんの剣技をモーションキャプチャして3D解析。そのデータをもとにプログラミングを行った。人の動きをそのままロボットにコピーしようとすると演算に時間がかかり、高速で刀を振り切ることができない。そのため、対象物を裁断するための幅・約30センチの動きに絞ってデータを算出。さらに、町井さんの協力の下、刀の入射角度や速度の調整を繰り返すことで、ミリ単位で正確に狙った箇所を切ることができるようになった。

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「ネイティブアド」のあるべき姿を、日産自動車とTBSのテレビでの取り組みに学ぶ

【コラムニスト】徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)

前回のコラムでは、ネイティブアドも含めた全ての広告が、人々にとって良いものにするための努力をするべきではないかというシンディ・ギャロップ氏の問題提起をご紹介しました。

個人的にネイティブアドの未来のあるべき姿を考える際に、マスメディアにおけるネイティブアドの成功事例として参考にするべきと考えているのが、TBSのドラマ「リアル脱出ゲームTV」を舞台に実施された日産自動車の「史上最難関の採用試験 THE TEST」という事例です。

リアル脱出ゲームTVは、もとは深夜の特別番組として放送された視聴者参加型のドラマで、4回の特別番組の放映を経て、2014年の4月にはレギュラー番組としての放映が実施されました。このレギュラー番組と連動した企画として実施されたのが「NISSAN×リアル脱出ゲームTV 史上最難関の採用試験 THE TEST」と題された日産自動車によるスポンサー企画です。

日産自動車は、このリアル脱出ゲームTVのドラマと並行する形で、視聴者向けにクイズを出題。クイズを勝ち抜いた優勝者には、商品として日産自動車のコンパクトカー「NOTE」が提供されるだけでなく、連続ドラマの最終回に出演することができる権利もプレゼントされるという企画になっていました。

ある意味、視聴者参加型のクイズ番組と考えれば、それほど物珍しくなく感じる人もいるかもしれませんが、個人的に番組を視聴していて印象的だったのはその企画サイトへの誘導方法です。日産自動車は、ドラマの間に流れるテレビCMとして、ドラマの出演者が出るドラマ専用のCMをTBSと共に制作して放映したのです。

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【前回コラム】「私たちは、良い広告を作るだけでなく、広告自体を人々にとって良いものにするための努力をすべき」はこちら

ペプシネックスゼロ・桃太郎のCMは「クリエイターとクライアントが同じ夢を見た」からできた【前編】(ゲスト:多田琢さん)

【コラムニスト】すぐおわアドタイ出張所

左から、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、多田琢(TUGBOAT)。

小田桐昭さんからのアドバイス「クライアントと企みなさい」

中村:今週のゲストはTUGBOATのCMプランナー、多田琢さんです。

多田:よろしくお願いします。

権八:多田さんはペプシのCMで今年のTCC賞グランプリを受賞されました。TCC賞の審査はいつも票が割れるんですけど、今回は圧倒的な得票率で、70%を超えたのは初めて見ましたね。今日は無理を押して、多忙なスケジュールをかいくぐって来ていただきました。

中村:TCC賞のみならずACC賞もグランプリを。あとは・・・

多田:ADC会員賞です。自分で言うのも何だけど(笑)。

権八:TCC とACC、両方グランプリというのは最近ありましたか?

澤本:ないと思う。去年は多田さんイヤーでした。すごいですよね。

権八:いま曲がかかりましたが、「The Heavy」、これがCMの楽曲ですね。小栗旬くんが桃太郎をやっているペプシのCM、最初見た時はビックリしました。なぜ、桃太郎がいきなり?と思ったし、キジ、猿、犬の外見がやたらスタイリッシュでかっこよくて、さらにスケールが大きくて・・・。まずは、このCMはどのようにして生まれたんですか?

多田:広告の企画ってふっと出るものじゃない? もちろん後付けで説明はできるけれど。でも、あえて答えるなら、そこに引っ張っていってくれたのはクライアントじゃないかと思います。ここでクライアントを褒めたたえて、仕事をいっぱいもらおうなんて考えはサラサラないけど(笑)。

権八:いえ、アピールしたほうがいいですよ(笑)。

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【前回コラム】「人と違う部分は全て才能。でも、多くの人は開花する努力をしない。」はこちら