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スパイクスアジア2015、結果発表【後編】電通、もり、モリモリ、AOI Pro.が特別賞受賞

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前篇に続き、各部門のグランプリ受賞作品と、日本の受賞作品を紹介する。

※イノベーション、インテグレーテッド、メディア、モバイル、アウトドア、PR、プリント、プリント&ポスタークラフト、プロモ&アクティベーション、ラジオの10部門。

【イノベーション部門】

グランプリ

Talwar Bindi「Lifesaving Dot」(Grey Group Singapore/シンガポール)

インドの農村部に暮らす女性にとって、ヨウ素不足は深刻な問題だ。それに起因する病で、何百万人もの女性たちが生命を脅かされているという。

ヨウ素はサプリメントで摂ることができるものの、農村部では手に入りにくいのが現状。そこで目をつけたのが、インドの多くの女性が額につけている「ビンディ」。

ヒンドゥー教徒の既婚女性が額につける伝統的な装飾で、かつては赤い顔料が使われるのが一般的だったが、最近ではシールやアクセサリーも増えてきているという。「Lifesaving Dot」は、このビンディをヨウ素入りのパッチにしてしまおうという試みだ。

女性が必要とする1日あたり150~220マイクログラムのヨウ素を浸み込ませたビンディシールを、各農村のヘルスキャンプ(無料の巡回治療)やクリニックで無料で配布。それを額に貼ることで、皮膚からヨウ素を吸収し、ヨウ素不足を解消することを目指した。

日本の受賞作品

イノベーションスパイク

・筑波大学附属桐が丘特別支援学校「Eye Play the Piano」(博報堂ケトル)

【インテグレーテッド部門】

グランプリ

SPC Ardmona「#MyFamilyCan」(Leo Burnett Melbourne/オーストラリア)

老舗缶詰メーカーのSPCによるムービー。オーストラリアの人々の、食の安全への関心が高まったタイミングで制作された。

自分たちが食べているものは「何」なのか。家族に食べさせているものは、どのようにつくられているのか…。それを見える化するため、缶詰のもとになる果物を、誰が・どのように・どんな思いで育てているのかを、農家の人の言葉で語るムービーを制作。あわせて、国内で販売するすべての缶詰のラベルに彼らの写真をあしらった。

SPCは、ハッシュタグ「#MyFamilyCan」つきで動画をシェアすることで、安全な作物をつくる国内農家に対する応援の気持ちを表明しようと、顧客に呼びかけた。

SPCは、別のキャンペーンが「Asian Marketing Effectiveness and Strategy Awards (AMES)2015」でゴールドを受賞するなど、国際広告賞で注目を集める存在だ。

日本の受賞作品

なし

次ページ 【メディア部門】へ続く