コラム

右手に常識、左手に非常識。――関西「広告」クリエイティブの源泉  

阪神・淡路大震災のときのこと。

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忘れてはいけないこと。

二度とあんな経験はしたくありません。でも、僕はあのとき、いろんなことを学んだのだと思います。

粗末な貼り紙一枚の力、そこに書かれた素朴なことばの力。
人間は捨てたもんじゃないということ…。
広告にできること、できないこと…。

ネットやデジタルの進化により、広告コミュニケーションの考え方や手法は大きく変わろうとしています。もちろん、私たち広告制作者の意識も変えなくてはなりません。新しい領域にトライしていくことはとても重要なことだと思います。

でも、忘れてはいけないことは、テレビであっても、スマホであっても、パソコンであっても、その向こう側にいるのは人間だということ。その人間に向かって発信するのが、僕たちの仕事だということ。環境がどんなに変わっても、その原点は変わらないと思います。

「広告かて、人を励ましたり、勇気づけたりできるかもしれんやんか」

あのときの堀井さんのことばを、僕はきっと忘れません。

以上、この最終回を含めて9回、いろいろ書かせていただきました。読んでくださった皆さん、いいね!をしてくださった皆さん、ツイートしてくださった皆さん、ありがとうございました。励みになりました。最後に、堀井さんがよく言われていた言葉を書いてこのコラムを終了したいと思います。


「知識より知恵を、考えより思いを、だいじにしたいなあ」


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