コラム

#石井リナのゆとりですがなにか

スピンズ×石井リナ「若年層マーケティングには、若者と大人の仲介役が必要」

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ミーハー力のある人が、マーケターとして仲介をする

髙橋さん:YouTuberの「はじめしゃちょー」さんが人気だとショップスタッフに意見をもらい、、実際に商品コラボレーションをさせてもらったんですけど、最初僕たちもYouTuber自体に親和性がなかったので半信半疑で。僕たちが作ろうとしたTシャツをショップスタッフにみせたら「絶対売れません」と断言されたんですよ。本人が大切にしているクマの人形があって、ファンなら分かるはずだから、そのコラボレーションはどうだろうと言われたんですね。蓋を開けてみると、2日で3500個程売れたんです。

石井リナ:大人たちだけでは発想しえないですよね。ショップスタッフを信じて企画・販売する潔さがあってこその結果ですよね。

小柳さん:あとは、ヒアリングだけではなく、自分たちもしっかりカルチャーの中に入っていって、「どっぷり浸かる」ということをしていますね。今だったら、ポケモンGOをやる、SNOWをやる、アイドルが面白いって言われたらアイドルのことだってどっぷり調べてハマります。

髙橋さん:確かにそうだね。

小柳さん:さっきの「はじめしゃちょー」さんとのコラボレーションも社内で案を出したときに、上の大人たちは「どこがいいの?」って感じの反応だったんだけど、僕たちは自信を持って「こういうところが面白いんです」って伝えることができるまでハマってたし。

石井リナ:なるほど、お2人がターゲットである若者と大人との「仲介役」を果たしているんですね。

髙橋さん:そうかもしれないですね。僕らも最初は興味のないことでもどっぷり入っていったりするので、アニメとか最初は分からなくても、入っていけばすごく面白かったり、気付いたらハマってることもあって、カルチャーやトレンドを自分たちで消化することは得意だと思います。「ミーハー力」のある2人なので。

左)小柳さん 右)髙橋さん

石井リナ:色んなカルチャーに対して偏見や拒絶をすることなく、オープンマインドで飛び込める人、なおかつそれを社内で大人たちに対して説得することのできる人が、若者マーケティングには適しているということですね。

注目しているマーケットは「ダンス」と「バンド」

石井リナ:今、お2人が目をつけているマーケットはありますか?

小柳さん:僕たちはアパレルがメインなので、そうした観点からいうと「ダンス」市場が熱いなと。もちろん人口が増えてシーンとしての盛り上がりもありますが、ダンスって衣装代や練習着にかなりお金かけているんですよね。そこに参入していけたら面白いなと思っています。

髙橋さん:僕は「バンド」シーンですね。僕たちが知らない、メジャーな存在ではなくても、武道館をパンパンにするアーティストとかも結構いまたくさんいるんですよね。過去にあった「バンドブーム」の再来みたいなものがあるかなと熱量を感じています。

石井リナ:アーティストのファンの方々とかって忠誠心もありますしね。彼らの存在自体が強いコンテンツに感じますよね。

次ページ 「「エンパワーメント」する組織が強み」へ続く

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