自分なりのアートディレクションを見つける

ユニオンテック
代表取締役社長 大川祐介 氏（右）
SUSTINA サービスコンテンツ部 山野桂 氏（左）

ユニオンテックは、代表取締役社長 大川祐介さんが内装を担うクロス職人として修業した後、2000年に創業された。同社では1年前から建設業界の魅力を発信し活性化を進める「TEAM SUSTINA（チーム サスティナ）」という新規事業に取り組んでいる。

山野桂さんはその中で、建設現場で働く職人が利用するサービスコンテンツの企画とデザインの一部を担当している。事業を開始してから1年が経過し、事業展開をさらに加速するには自らのスキルアップが必要と感じた山野さんは、外部セミナーの参加を希望した。

8月開講予定のアートディレクター養成講座（ARTS）

大川さんは「今のスキルにとどまらず学びの精神で新しいことを吸収する大切さを普段から伝えています」と話し、山野さんの積極的な姿勢に講座参加を後押しした。

建設業の魅力を発信するWebマガジンのコンテンツ制作や7月末リリース予定の現場職人向けアプリのロゴディレクションを担当する山野さんは、他分野で活躍するアートディレクターがどのように自らのスタイルをつくっているのかを学ぶために、アートディレクター養成講座の受講を決めたという。

講座では、第一線で活躍するアートディレクターからいかに問題を把握しさまざまな手法を通じて解決に導くかを全30回で学んだ。「本質を突き詰め、それを軸に伝える手法がいくつもある。課題への取り組み方やロジックの組み方など、さまざまなタイプの講師の方々から具体的な話を聞くことができ、腹落ちしました」と山野さんは受講を振り返る。

「自社の事業ならこの考え方をこう使えるな、このサービスにこう生かせるな」と考えながら受講することができ、次第に社長とのディスカッションでの提案内容も変わっていったという。「講義の中で聞いた『自分の戦い方を確立しろ』という言葉を教訓に、現在は自分のスタイルを確立している最中です」と山野さんは語った。

7月末リリース予定の職人向けアプリ「GENBA navi」

ユニオンテック DATA

店舗やオフィスの企画、設計、施工をトータルプロデュースする空間事業と建設業界の抱える課題を解決して活性化していく事業をインターネット、アプリ、イベントを通して展開している。

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