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コラム

#石井リナのゆとりですがなにか

谷口マサト×石井リナ対談 「PVや視聴回数だけを追うのは、マーケティング投資ではない」

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PVや視聴回数至上主義の末路

石井リナ:PV至上主義の結果かなと思うのですが、企業が制作したメッセージ性のある動画が話題になっています、というようなネイティブアドを先日見かけて。その文末には「SNSでも数多くのインフルエンサーが言及している話題のようです」というような記載があったんですよ。

ただ、SNSを見てみるとそれはほとんどインフルエンサーにお金を支払っている「#ad」表記のついているもので。最初から最後までムーブメントがあったかのように見せかけているプロモーションだったんですよね。

谷口:それってきっと担当者が不安で守りの施策をしていますよね。コンテンツを扱う以上、打率は高めにやりたいですけれど、10割打者しかいない世界って不健全というかおかしい世界ですよね。

石井リナ:ここまでしなければならないのって、Web上にたくさんの情報がある中で話題化するのが難しいからっていうことにつきると思うのですが、なんだか空虚だなと思ってしまったんですよね。

谷口:そこまで一回一回仕込んでいたらいずれ炎上しますよね。それもPVだったり、動画の視聴回数だけが求められている先の施策だと思うんですよ。そうした表面的な循環の先には何もないですよね。

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