コラム

椎木里佳の「JCJKの生態と欲望」研究所

学校もインスタもどっちも「リアル」。イマドキ女子高生のインスタグラム事情

share

Facebookとは少し違う。インスタのタグ付けはコミュニティ醸成。

今の10代は、Facebookを使いません。2017年の若年層のSNS利用に関する調査でも、10代のフェイスブック利用率は2割という結果が出ています。(SNSを使っている人の中での割合/テスティー調べ) 使うとしたら、大学3年生になって就職活動でOB訪問のためや情報収集として使うといった、社会に出るタイミングで。プライベートな付き合いで使うことは、まずあまりありません。10代がメインで使うSNSはやはり、Twitterとインスタグラムなのです。

女子高生に話を聞くと、「Facebookはおじさんが使うもの」という回答が返ってきます。

Facebook=大人のものというイメージが定着してしまったため、元は若者のツールだったFacebookから10代が離れて行ったのだと思います。

SNSには、一緒にいる人やいる場所をタグ付けする機能があります。

Facebookを見ていると、大人たちが仕事関係の投稿で同じプロジェクトチームのメンバーをタグ付けするといった使い方をよく見ます。それを見て私が思うことは「Facebookのタグ付けはマウンティングに近い」ということです。

自分とあの人は繋がっていると示したり、著名な方との繋がりを明確にする手段として意識的に使われている側面があるのではないでしょうか。

インスタグラムのタグ付け例。アカウント名から遷移できます。写真は菅本裕子さん。

もちろん、インスタでもタグ付けは頻繁に使われていますが、インスタのタグ付けはマウンティングとは違い「関係性を作ったり、はかったり」するもの。大人たちの投稿を見ても、コミュニティ作りやコミュニティのつながりをキープするためのタグ付けのように感じます。例えば「#○○さんと繋がりたい」シリーズなどがいい例です。

特に多感な時期の女子中高生たちは、「私たち友達だよね」といった仲間意識が強いのは先述した通り。

だからこそ、クラスメイトや仲良しグループで遊びに行ったときは、その子たちをタグ付けして投稿。

タグ付けで周囲に感謝の気持ちや、仲間であることを示すことは、そのための手段の一つなのです。

次ページ 「1フォロワー=2円が相場?インフルエンサーマーケティング」へ続く

Follow Us