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#SXSW2018 大企業の参加が増加、トレーディングショーの変化(本間 充)

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【前回】「#SXSW2018 デザイン、コンテンツマーケの視点で注目のセッションをレポート(本間 充)」はこちら

テキサス州の州都オースティンで、3月9日に開幕したSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。Twitterが世界的にブレイクしたきっかけとしても知られ、インタラクティブ・映画・音楽などのテーマで、街のいたるところにおいて最先端のテクノロジーや企業の展示などに触れることができます。世界中からイノベーターや投資家、企業が集まる世界が注目するイベントのひとつです。宣伝会議では、 SXSWへの参加をはじめとする「Innovation Boot Camp in Texas」と題する視察ツアーを企画。会期中、帯同する編集部やコーディネーター、ツアー参加者からの現地レポートをお届けします。

開場とともに多くの人が流れ込むトレードショー。

存在感を示す中国の企業

ファイザーのブース。

私が「Innovation Boot Camp in Texas」のツアー期間中に見学したもののひとつに「SXSW Interactive」のトレーディングショーがあります。名前が示す通り、展示会でなく商談会です。

Konelのブース。

今回、私が気になったのは、大企業の参加数の多さです。SXSWのトレードショーと言えば、スタートアップの展示会というイメージが強かったのですが、Audio-Technica、Pfizer、Ricoh Imaging(アメリカ)、SAP、Sennheiser Electronicsなどが出展していました。

もうひとつ気になったのは中国が大きな場所を使って、複数の企業の紹介を行い、トレードショーの中で存在感を示していたことです。日本からも多くの企業が出展しているのですが、それぞれ個別の展示ブースになっており、存在感でやや見劣りする感じを受けました。

また展示内容としては、IT技術の展示から、その応用に明らかにステージが変わってきたこと。さらにヘルスケア領域の展示がますます増えてきていることなどが特長として挙げられると思います。

次ページ 「スタートアップの方法を学んだ大企業の取り組み」へ続く