コラム

アンバサダー視点のススメ

視聴者を横串でつなぐマーケティング手段としてのファン施策(ディーライフ)

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ライバルは、配信を含むあらゆるエンターテインメント

藤崎:高い好感度が出ているのですね。そのように熱狂的なファンが多いのは、ディズニー傘下にある局だから、あるいはディズニーのファンの基盤がある、ということなのでしょうか?

室井:必ずしもそういうわけではありません。もちろん、熱心なディズニーのゲストにもお楽しみいただいていますが、ディーライフの場合、海外ドラマのファンが多く、上質な海外ドラマが全部無料という点が、視聴者の方に喜んでいただけている理由として大きいと感じています。

※「ディーライフ アンバサダープログラム」では、人気ドラマ出演俳優の来日イベントを開催。本人と握手ができる特別枠としてアンバサダーをご招待した。

藤崎:海外ドラマのファンといっても、あまり人物像がはっきりしませんが、一定数いるということでしょうか?

室井:ディーライフのミッションは、海外ドラマとディズニー作品を含む、世界の上質な番組を多くの人に見てもらうことですが、海外ドラマとディズニーの2つのファン層は結構異なります。両方見てもらえればありがたいのですが、やはり棲み分けはありますね。

藤崎:ライバルとして想定しているチャンネルはどこですか?

室井:どこかがライバルというよりも、今の時代は、いろいろな形で可処分時間が使われていますので、チャンネルに限らず視聴者の限られた時間を、どれだけディーライフに割いてもらえるか、という考え方でいます。

藤崎:それはおもしろいですね。普通はターゲットが似通ったチャンネルをベンチマークにすると思いますが。

室井:今はどんなビジネスであっても「選ばれる」のが難しい時代です。そうした環境で発展していくためには視野を広く持つ必要があります。世の中には、エンターテインメント系のコンテンツは、今や無限に存在しているので。

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