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MediaMath 消費者に愛される広告配信の仕組みを提供

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宣伝会議では、2018年9月30日から8日間の日程で、米・ニューヨーク視察研修「Business Creation Lab.2018 in New York」を開催。視察では、世界最大級のマーケティングカンファレンス「Advertising Week NY」への参加の他、米国の第一線のマーケティング・広告・テクノロジー企業6社の視察とディスカッションを行った。本シリーズでは、視察を行った6社について紹介する。

テクノロジー・ドリブンの企業が、マーケティング領域に参入。マーケティングの世界を変えようとしている。本レポートでは、広告の自動売買の仕組みをつくり、AIによるデジタルとリアルを統合したマーケティングを可能にするMediaMathを紹介する。

Dan Rosenberg氏(Chief Marketing and Strategy Officer)によるレクチャーの様子。

成功するアプローチはコンシューマーファースト

MediaMathは、独立系のプログラマティックテクノロジー企業で広告の自動取引、広告効果の向上、DSPの提供などを行っている。

CMOを務めるローズンバーグ氏は「重要なのは、コネクテッド・エブリウェアという視座を持つこと。これからは全てのマーケティングをつなげる必要がある。メールやソーシャルメディア、新聞などをつなげ、真のオムニチャネルを実現することがコンシューマー・ファースト・アプローチの基盤」という。

また同氏は、プログラマティックの軌跡についても紹介した。

「アドテク1.0は、1994~2006年、ポータルサイトやバナー広告などといったクリックの時代。インターネット広告として最初に登場したのはバナーで、クリック数により成果を算出した。続くアドテク2.0は2007~2017年頃。広告取引の自動化の黎明期と言える。ここでは広告枠を安く買って高く売るシステムが躍進したが、同時に広告詐欺も登場することに。そして現在、迎えようとしているアドテク3.0は、プログラマティックかつ広告取引や広告効果の透明性が求められる」と語った。

質疑の場では、コンシューマーファーストを実現する上での重要なことは何かという質問があがった。

それに対して同氏は「広告主は、コンシューマーファーストの広告を実現しようと動き始めている。そのためには、複数のデバイスを使うユーザーをデバイス別にではなく、統合的に認識し、最適なオーディエンスに最適なタイミングと頻度で、リーチのスケールも保ちながらアプローチできるようになることが必要だ。そのほかにも、常に最適化と計測を繰り返して精度を高めていくことや、興味をひき、楽しませるためのクリエイティブも重要だ」と回答した。

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Jacob Ross氏(Chief Product Officer)。

MediaMathのMISSION、VISION、VALUESが書かれている。
参加者の声(抜粋)
これだけの視察プログラムを自分たちでつくり上げるのは困難なので、大変お得なプランでした。視察内容はもちろん、一緒に参加する方との交流も最高です。講師榮枝氏の帯同、通訳など全体の体制がしっかりしていました。
(電通パブリックリレーションズ 阪井完二氏)

2018年は約30名が参加。参加者の97%が「他の人に参加を勧めたい」と回答した。
[来年の視察告知]
2019年度の本視察研修「Business Creation Lab. in New York」は9月22日(日)から9月29日(日)に開催予定です。最新情報は、Webサイト、またはメール(info-educ@sendenkaigi.co.jp)までお問い合わせください。