日本マーケティング協会は6月21日、東京・赤坂インターシティコンファレンスにて、第11回「日本マーケティング大賞」の表彰式を開催した。日本マーケティング大賞は社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動を顕彰する賞で、11回目となる今回は「見つけた!時代を変えるマーケティング!」をテーマに審査が行われた。
表彰式で挨拶に登壇した、選考委員会 委員長、朝日新聞社 取締役の高田覚氏は本賞の意義について「単なる商品・サービスの人気ランク付けではなく、しっかりしたマーケティング戦略に裏付けられた、歴史的な評価に耐えうる取り組みであるかが重要な評価ポイントとなりました」と述べた。
今回、グランプリを受賞したのは大塚製薬の「中高校生に寄り添うブランドを目指す『ポカリスエット』のマーケティング」。登壇した大塚製薬の取締役副社長 井上眞氏は「ロングセラーにしかできない表現があると思い、長い年月蓄積された資産を見直し、若者にとって意味のある存在になることに挑戦できたと思っています」と受賞の喜びを語った。
選考委員長の高田氏は今回の審査結果を「時代を反映した、他に範たるマーケティング活動を選定できた」と総評した。
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