リサーチャーを通じて感じる「変化」
私は20年ほど、このリサーチャーという仕事をしていますが、ここ数年、リサーチャーの仕事に2つの変化を感じています。
ひとつは、クライアントの多様化です。映画やWebコンテンツ、ゲーム開発、企業コマーシャルなど、テレビ番組制作で培われたリサーチャーのワークスキルがテレビ以外でも求められるようになってきました。
もうひとつは、ファクトおよびコンプライアンスに関わるリサーチの増加です。インターネット、とりわけSNSの普及は、マス・メディアに対して、〈事実〉であることはもちろん、〈不快感〉を与えないことを要求する状況をもたらしています。
2つの変化はいずれも、以前ならメディア企業だけの特権だった不特定多数への「発信」行為が、SNSの普及によって、あらゆる業種・業態、個人にまで広がっていることを背景に生じた現象と捉えられます。
これは私の研究領域に寄せて言い換えると、視聴者・消費者など不特定多数の受け手(マス)と送り手(マス・メディア)のコミュニケーション=「マス・コミュニケーション」の変化ということです。
「“裏取りのプロ”テレビリサーチャーが語る『ファクト・フルネス』と『コンプライアンス』」バックナンバー
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