コラム

世界で活躍する日本人マーケターの仕事

世界で活躍する日本人マーケターの仕事(ユニクロUSA 武井祐治さん)前篇

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日本に比べて低い、ブランド認知 「ユニクロでないとだめ」をつくる挑戦

—赴任されてからの取り組みを教えていただけますか?

グローバルのスポーツアパレルブランドやファストファッションブランド、さらには安いブランドも多くひしめくアメリカ市場において、いかにして「ユニクロでないとダメだ」と思ってもらえるか。自分たちの強さは何か、自分たちにできて他社にできないことは何かを定義し、そこを中心にしたさまざまなマーケティング活動を展開するようにしています。

ユニクロの価値は、シンプルだけど品質がしっかりしていて、かつアフォーダブルであること。特に品質に関して言えば「ヒートテック」、「エアリズム」、「ブラトップ」など、テクノロジーを取り入れた高機能の服を得意としています。人々の生活をよりよく改善するためには例えば、暑い時に涼しくしてくれる、汗をかいてもべたつかない、寒い時に体を温めてくれるといった、生活をサポートするための機能のある服である必要があります。そういったファンクションを兼ね備えた服を、どんな人のスタイルにもフィットするように、シンプルにして部品のように毎日の着こなしや生活に取り入れてもらえるようにしています。私たちはLifeWearというブランドメッセージを掲げ、人々の生活を豊かにするための服をつくっています。ファッションのための服をつくる会社とは根本的に目指すところが違うのです。

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